江戸時代、「再利用の浸透」で起きたのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。
「持続可能な開発目標」のことです。
日本は現在、達成度で、「5.ジェンダー平等を実現しよう」「13.気候変動に具体的な対策を」については、2016年以降ずっと4段階で最低評価を受けています。
一方で、「12.つくる責任つかう責任」は最低から一つだけ評価が上がったようです、
そもそも日本は、江戸時代には修理や再利用が進んだ最先端のエコ社会だったと言われています。
そんな江戸時代に、「再利用の浸透」によって起こったことは何でしょう?
きょうの問題
江戸時代、「再利用の浸透」で起きたのは?
青 -新品が売れなくなった
赤 -修理代の高騰
緑 -すごろくの天才
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -新品が売れなくなった
【本日の 緑 のボケは?】
「さいりようのしんとう」ではなく「さいしようのしんどう(さいころ使用の神童)」というボケでした
きょうの解説
【江戸時代、「再利用の浸透」で起きたのは?】
江戸時代の再利用には買い取り業者も
江戸時代には、使用済みの(ろうそくの)蝋、灰、紙くずなどの専門の買取業者がいました。
紙くずは今でも再利用しています。
灰は肥料になるし、ろうそくは当時は高級品でしたので、当然、再利用されました。
江戸時代は「エコ時代」
さらに、割れてしまった皿も「焼継(やきつぎ)」という当時の技術で修復して捨てませんでした。
この「焼継」は安くて、茶碗であれば新品の4分の1程度の値段で買うことができたそうです。
江戸後期の書物「塵塚談(ちりづかだん)」には、「近頃は江戸で焼継商売をする者が非常に多くなり、瀬戸物屋の商いが減ったというほどである」と書かれています。
新品の需要が減るほど再利用が徹底する江戸時代は「エコ時代」だとよく言われます。
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