「寒ブリ」ブリの名前の由来で有力なのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは1月17日、毎日寒い日が続きます。
暦の上に1年で一番寒いと言われている日は「大寒」で、今年は1月20日です。
1月5日の「小寒」から「大寒」を経て、「立春」の前日の2月3日までを「寒の内」と言います。
そして、食べ物にこの「寒」がつくものの1つで「寒ブリ」が一番有名ですね。
江戸時代には「寒鰤1本、米一俵」などと言われるほど、大変高価な食材でした。
そして「ブリ」という名前の由来は、「脂(あぶら)」が転じた、あるいは「炙り」が転じたなどの説もありますが、もう一つ有力な説があります。
それは何でしょうか?
きょうの問題
「寒ブリ」ブリの名前の由来で有力なのは?
青 -霜降り
赤 -年を経た
緑 -かぶるもの
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きょうの答え
赤 -年を経た
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【「寒ブリ」ブリの名前の由来で有力なのは?】
「ブリ」は出世魚の代表格
「ブリ」と「ハマチ」の違いは、成長の過程で名前が変わることです。
「ブリ」は出世魚の代表格です。
そして「ハマチ」は、元々関西の呼び名です。
関西では一般に成長とともに、「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「プリ」
関西では一般に成長とともに、「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「プリ」
関東では「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」と名前が変わります。
いずれにしても、最も大きく成長した、言わば最も出世したのが「ブリ」です。
関東だとおせち料理に「ブリの照り焼き」が入るところも多いと思いますが、出世魚の「ブリ」は縁起の良い魚ですから、ハレの日に食べられてきました。
「ブリ」の名前の由来
「ブリ」は漢字では「鰤」と書きますが、これは「師走に美味しくなる魚」だからという理由、あるいは「師」という字が年を経た大きな魚を表すからなどの説があります。
名前の由来も同様で、「年を経た」との意味の「ふり」の音が濁って「ぶり」となったとする説が有力です。
ちなみに「ふり」から派生した言葉が「何年ぶり」とか「久しぶり」の「ぶり」です。
ちなみに「ふり」から派生した言葉が「何年ぶり」とか「久しぶり」の「ぶり」です。
ということは、「久しぶり」の「ぶり」が魚の「ブリ」と同じ語源かもしれないっていうことになりますね。
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