「日本人初の」アイスクリーム店で起きたのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週は、「アイスクリーム」がテーマです。
日本人が氷ではなく、いわゆるアイスクリームを初めて食べたのは、いつかご存知ですか。
一番古い記録は、幕末の万延元年(1860年)にアメリカへ渡った遣米使節団によるものだそうです。
このとき一緒にアメリカへ渡った船の名前は、咸臨丸です。
勝海舟や福沢諭吉などが乗っていました。
そして、この咸臨丸に乗っていたとみられる人物が、明治2年に横浜で日本人として初めてアイスクリーム店を開いたそうです。
そこで、今回は日本初のアイスクリーム店で実際に起きたことはどれでしょう?
きょうの問題
「日本人初の」アイスクリーム店で起きたのは?
青 -高価すぎて客が来ない
赤 -氷不足で閉店
緑 -彼は大金持ち
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -高価すぎて客が来ない
【本日の 緑 のボケは?】
「にほんじんはつの」ではなく「にトン金やつの(にとんきんやつの)」というボケでした
きょうの解説
【「日本人初の」アイスクリーム店で起きたのは? 】
初めてアイスクリームを食べた航海日記
まず、初めてアイスクリームを食べた遣米使節団の1人・柳川当清の航海日記をご紹介します。
珍しきもの有(略) 味は至てあまく口中に入るゝに たちまちとけて誠に美味であり。 これはアイスクリンと云 |
そこからは、驚きと感動が伝わってきます。
日本初アイスクリーム店で起きたこと
そして明治2年、横浜馬車道に開業したアイスクリーム店について、後の資料には「外国人はまれに店に入るが、日本人は眺めるだけで、店主は大損した」と書かれています。
日本人にはなじみのないもので、実は値段が高かったようです。
小さなガラスの器にひと盛りで、金二分。
明治の初めに、かけそばが100杯食べられた値段でした。
明治の初めに、かけそばが100杯食べられた値段でした。
というわけで、アイスクリームが広く一般の人の口に入るようになるのは、明治も終わり頃のことだったようです。
ということで正解は「高価すぎて客が来ない」でした。
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