ワイシャツの裾が長い理由は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
スーツのジャケットにある、後ろのスリットの名前をご存知ですか?
ベント(Vent)、複数だとベンツ(Vents)と呼びます。
これは、かつては必要だったのです。
乗馬の際に、動きやすくするための切り込みを入れた名残りが、スーツに残っていると言われています。
乗馬の際に、動きやすくするための切り込みを入れた名残りが、スーツに残っていると言われています。
そのベント(Vent)というのは、英語で"あな"とか"排気口"という意味で、両サイドに入っていると「サイドベンツ」、中央に一カ所の切込みだと「センターベント」といいます。
現在は、単におしゃれ以外の意味はありません。
現在は、単におしゃれ以外の意味はありません。
では、スーツの中に着るワイシャツですが、ワイシャツは前と後ろが長いものがほとんどですよね。
この長い理由は、ご存知ですか?
きょうの問題
ワイシャツの裾が長い理由は?
青 -ハンカチの代わり
赤 -下着の役割の名残
緑 -小銭持ってへんの?
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -下着の役割の名残
【本日の 緑 のボケは?】
「ワイシャツ」ではなく「わいさつ(わい札)」というボケでした
きょうの解説
【ワイシャツの裾が長い理由は?】
「ワイシャツ」は和製英語
まず「ワイシャツ」は英語で何というでしょうか?
「ワイシャツ」は、「ホワイトシャツ(white shirt)」がなまった和製英語です。
ワイシャツ
「ホワイトシャツ(white shirt)」がなまった和製英語
英語では「ドレスシャツ(dress shirt)」
英語では「ドレスシャツ(dress shirt)」
しかし、英語では日本の「ワイシャツ」にあたるものは、「ドレスシャツ(dress shirt)」です。
ワイシャツのフランス語はシュミーズ
では、フランス語では、なんというでしょうか?
「シュミーズ」という下着が、あれはフランス語です。
そのフランス語で、「ワイシャツ」のことを何と言うかといいますと、「シュミーズ(chemise)」です。
実は、そもそもシャツは、肌着や寝間着として生まれたものです。
かつては、シャツの裾を股に通して大切なところをカバーしていたということです。
「ワイシャツ」の裾が長いのは、その名残なんです。
だから、ヨコは短いのに、前後だけが長いという少し不思議な形をしています。
それは単なる名残であって、機能的な意味は今ではなくなってしまったということです。
ということで、正解は「下着の役割の名残」でした。
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