おとめの「おと」と、語源が同じ言葉は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょう9月2日は、林修先生の誕生日で56歳になったそうです
50歳の時に、ことば検定のコーナーが始まり、6年早かったと回想されました。
そんな林修先生の星座はおとめ座。
そんなわけで、きょうは「おとめ」の「おと」と語源が同じ言葉はどれかという問題です。
そんなわけで、きょうは「おとめ」の「おと」と語源が同じ言葉はどれかという問題です。
きょうの問題
おとめの「おと」と、語源が同じ言葉は?
青 -おとなしいの「おと」
赤 -おとこの「おと」
緑 -玄関にゴミ出し忘れ
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -おとこの「おと」
【本日の 緑 のボケは?】
「おとめ」ではなく「おっとめ(夫め)」というボケでした
きょうの解説
【おとめの「おと」と、語源が同じ言葉は?】
「おとめ」は若い女性のこと
「おとめ」は漢字でこう書くように、「乙女」の「め」とは女性のことです。
一方、「おと」は、古くは「をと」と書いていました。
「をと」と語源が同じ言葉に、「をつ」があります。
この「をつ」の意味は、"若返る"で、「をと」には"若い""未熟"という意味があるのです。
ですから、「をとめ」は、若い女性のことなのです。
「おとこ」は「おとめ」の対義語
そして、女性:ひめ(姫)、男性:ひこ(彦)のように、女性の「め」と対になるのが、男性を表す「こ」です。
すなわち、この「おとめ」の「め」を、「こ」に変えた言葉が男です。
実は「おとこ」とは、もともとは若い男性のことで、「おとめ」の対義語だったのです。
ということで、正解はおとこの「おと」です。
ということで、正解はおとこの「おと」です。
「おとなしい」は、大人を形容詞化した言葉で、本来は"大人びている"との意味ですが、そこから、"穏やか"や"静か"へと意味が広がりました。
「おとめ」と語源的な繋がりはありません。
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