「オーケストラ」、名前の由来は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
今回は、2019年7月16日に出題された復習問題です。
7月16日は、1989年に20世紀を代表する指揮者カラヤンが81歳で亡くなった日です。
オーストリアのザルツブルク出身の彼は、幼い頃から神童と呼ばれ、弱冠20歳で公式デビュー。
1955年にベルリン・フィルの指揮者となると、"時代の寵児"と謳われるほどの人気を博しました。
1955年にベルリン・フィルの指揮者となると、"時代の寵児"と謳われるほどの人気を博しました。
目を閉じたまま優雅にタクトを振るそのスタイルに、世界中が魅了されたのです。
そこで今日のことば検定は、カラヤンにちなんで「オーケストラ」という名前は何に由来するかという問題です。
そこで今日のことば検定は、カラヤンにちなんで「オーケストラ」という名前は何に由来するかという問題です。
きょうの問題
「オーケストラ」、名前の由来は?
青 -大きな音
赤 -歌い踊る場所
緑 -宮殿の消失マジック
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -歌い踊る場所
【本日の 緑 のボケは?】
「オーケストラ」ではなく「王消すトラ」というボケでした
きょうの解説
【「オーケストラ」、名前の由来は?】
オーケストラの語源は古代ギリシャ語
「オーケストラ」は英語{orchestra}ですが、その語源は古代ギリシャ語にさかのぼります。
古代ギリシャでは、円形や半円形の劇場で、現在のオペラの原型のようなものが行われ、その中心部でコロス(KOROS)と呼ばれる合唱団が、歌ったり踊ったりしていました。
ちなみに、このコロスはコーラスの語源です。
ちなみに、このコロスはコーラスの語源です。
オーケストラの語源「オルケストラ」
彼らがいた場所を、「オルケストラ(古代ギリシャ語)」と言いました。
そしてその後、「オルケストラ」は客席と舞台との間の平土間のようなところに移動しました。
この「オルケストラ」が「オーケストラ」の語源で、正解は「歌い踊る場所」です。
時代は下って17世紀、ベネチアに世界初の商業的オペラ劇場が作られたときも、舞台と客席の間に、楽団が演奏する「オルケストラ」が設けられました。
そして、遅くとも18世紀には演奏する場所だけではなく、演奏する人たちそのものを指して、「オーケストラ」と呼ぶようになったようです。
前回の出題
本日の出題
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