「泥酔」、「泥(でい)」とは元々何? 【ことば検定スマート】
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「泥酔」、「泥(でい)」とは元々何?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

 

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ことば検定 問題 

 

きょうは9月29日、明後日10月1日は「日本酒の日」です。
「新米」による酒造りが、10月から始まることなどから制定されました。

 

酒豪で知られる種田山頭火の句をご紹介します。
「酔うて こほろぎと寝てゐたよ」
おそらく、外で寝たんでしょうか。
自戒を込めて、飲み過ぎには注意しましょうね。

 

そんなわけで、今日はひどく酔ったことを「泥酔」と言いますが、その「泥(でい)」とは、元々は何のことかという問題です。

 

「泥酔」、「泥(でい)」とは元々何?

   -泥沼
   -空想上の虫
   -3日目

 

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ことば検定 答え

   -空想上の虫

 

 

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

「泥酔」とは
正体をなくすほど酔ったさまを、「泥(でい)の如し」と言いますが、平安時代からある表現です。

平安時代の源氏物語の少し前に書かれた、日本最初の長編物語と言われているのは「宇津保物語」です。
 その中に、「皆 人、でいのごと酔ひて」という一文が出てきます。
ということは、ずいぶん古くからある表現だとわかりますよね。
「泥酔」の「泥(でい)」は泥ではない

実は「泥酔」の「泥(でい)」は「泥」のことではありません。
「泥(でい)」は、3世紀ごろの中国の書物に登場する「虫」のことで、南の海に住んでいて、骨がありません。
ですから、水の中では活動できても、 陸に上がるとグニャグニャになってしまいます。

そのグニャグニャになったところが、ひどく酔った人に似ているところから「泥(でい)のように酔う」といい、「泥酔」という言葉が生まれて、日本にも伝わったとされています。
最もそんな虫は実在せず、「泥(でい)」は、空想上の虫です。

 

 

 

前回の問題

 

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