「ききょう」名前の由来は?
ことば検定プラス -林修-
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今日は6月24日、この時期、美しい花を咲かせているのが「ききょう」です。
「ききょう」は秋の七草の一つですが、実際には6月から9月頃まで咲いています。
元々、日本に自生していました。
しかし最近は、自然のものが減り、絶滅危惧種に指定されています。
元々、日本に自生していました。
しかし最近は、自然のものが減り、絶滅危惧種に指定されています。
花は綺麗な星形ですが、蕾も美しく、紙風船のように丸く膨らみます。
そこで、英語では「バルーンフラワー」呼ばれているそうです。
では、日本語の「ききょう」という名前には、どういう由来があるんでしょうか?
今日はそれが問題です。
今日のことば検定プラス
「ききょう」名前の由来は?
【選択枝】
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■ 根がかたいこと
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【今日の■のボケは?】
「ききょう」ではなく、「き、今日」だそうです。
「ことば検定プラス」林修の解説
【「ききょう」名前の由来は?】
「ききょう」の古い名前は「きちこう」
まず、この歌を紹介します。
これは、平安前期の紀友則の歌です。
秋近う 野はなりにけり 白露の置ける草葉も 色変わり行く -紀友則(平安前期)- |
秋の訪れを詠んだものですが、実はこの歌に「ききょう」が隠されているんです。
「秋近う(あきちこう)」の"きちこう"が、「ききょう」の古い名前で、掛け言葉となっているのです。
そして、その"きちこう"は中国の名前に由来します。
「ききょう」は漢字だと、「桔梗」と書きますよね。
「ききょう」は漢字だと、「桔梗」と書きますよね。
これを、そのまま音読みにしたのが"きちこう"です。
桔梗の根が硬いことに由来
そして、この漢字の意味のヒントは、「ききょう」の根にあります。
結構、ゴツゴツしています。
まず、「桔梗」の「梗」の字は、は木へんを石へんに変えると"硬い"です。
そして、「桔」には"結ぶ"という意味があります。
つまり、"根が結ばれて硬い"ことから、この名前がついたようなんです。
ということで正解は、「根がかたいこと」です。
つまり、"根が結ばれて硬い"ことから、この名前がついたようなんです。
ということで正解は、「根がかたいこと」です。
実は、漢方では「ききょう」の根を乾燥させたものを生薬としていて、乾燥させると相当硬くなったんでしょうね。
「ことば検定プラス」前回の出題
本日の出題
「お天気検定」
□ 大豆よりも枝豆に多く含まれているものは?
「みんなのエンタメ検定」
□ 広瀬すず 大人になるために克服したい食べ物は?