「古事記」で、大根にたとえられた体の部分は? 【ことば検定プラス】
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「古事記」で、大根にたとえられた体の部分は?
「ことば検定プラス」 -林修-

 

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林修先生の「ことば検定プラス」

2月17日は「千切り大根の日」です。
いわゆる切り干し大根のことです。

大根は別名で「すずしろ」または「おおね」と呼ばれてきました。
実は「古事記」には「大根」を体のある部分にたとえた表現もあるのです。
といっても、女性に対し、大根足と表したわけでもないのです。

そこで今回は「古事記」で、大根にたとえられた体の部分か?という問題です。

ことば検定プラス 今日の問題

「古事記」で、大根にたとえられた体の部分は?

 

【選択枝】
 女性の白い腕
 男性のたくましい足
 源さんのやる気のスイッチが入る

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【ことば検定プラス】本日の解答

 女性の白い腕

 

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【今日ののボケは?】
「大根」ではなく、「大工ON(だいくおん)」だそうです。

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【ことば検定プラス】林修先生の解説

【「古事記」で、大根にたとえられたのは?】

大根足が登場するのは昭和に入ってから

まず「大根足」という表現は、比較的新しく、文献に登場したのは昭和に入ってからだとされています。

そもそも、和服だと女性の足は見えませんから、比喩表現の対象となることもなかったようです。

仁徳天皇が皇后に贈った歌に登場

では、問題の「古事記」に登場する表現は、

これは仁徳天皇が皇后に贈ったとされる歌の一部です。

 

つぎねふ 山城女(やましろめ)の 木鍬(こくは)持ち
打ちし大根(おほね) 根白(ねじろ)の白腕(しろただむき)
"つぎねふ"は、山城の枕詞で、山城の女性が、木の鍬で耕し作った"おほね"この"おほね"が大根です。

そして、その根のように白い"ただむき"
この"ただむき"が今日の正解で、これは"腕の肘から先"のことなのです。

ということで、正解は「女性の白い腕」です。
春の七草の"すずしろ"を見ても、当時の大根は今ほど太くなく、それよりも、その白さから、美しさの例えとして使われていたのです。

 

 

前回の「ことば検定プラス」

 

本日の出題

 

 

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