「インスタント」、元々の意味は?
「ことば検定プラス」 -林修-
テレビ朝日「グッド!モーニング」の「ことば検定プラス」の出題と答えを速報しています。 どなたでも参加でき、ポイントを貯めてプレゼントに応募できます。 |
林修先生の「ことば検定プラス」
2月12日はボンカレーの日です。
昭和43年に世界初の市販用レトルトカレー"ボンカレー"が発売されました。
ボンカレーといえば、松山容子さんですね。
彼女を起用したホーロー看板は、全国でおよそ9万5000枚も取り付けられたそうです。
そして。ボンカレーの"ボン"は、フランス語で"美味しい"という意味の(bon)に由来するのだそうです。
今やレトルトカレーは、ラーメンと並んで手軽に食べられるインスタント食品の代表です。
そこで今回は、その「インスタント」の元々の意味は何か?という問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
「インスタント」、元々の意味は?
【選択枝】
■ 近くに立つ
■ 簡単な作業
■ モアイ像
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 近くに立つ
ことば検定プラスの解答速報を発信しています。 お気に入りやブックマークしておくと便利です。 |
【今日の■のボケは?】
「インスタント」ではなく、「イースター島」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【「インスタント」、元々の意味は?】
「インスタント」"即座のすぐの"といった意味
「インスタント」は、もちろん英語由来の外来語で、英語綴りは「instant」です。
"即座の、すぐの"といった意味です。
そして、この言葉は「in/stant」で分けられます。
「インスタント」の語源は"近くに立つ"
「in」は"~の中に"という意味で使われます。
ただし、この場合の「in」は少し違っていて、"~の近くに"という意味なんです。
一方、こちらの「stant」
この語源は、ラテン語で"立つ"という意味の「stare(スターレ)」です。
つまり、「instare(インスターレ)」で"近くに立つ"。
これがインスタントの語源です。
これがインスタントの語源です。
その後、"近くという場所"から、"すぐ"という時間へと意味が転じて、15世紀に英語で「インスタント」となりました。
ということで、正解は「近くに立つ」です。
言葉が表すものが、場所や空間から、時間へと転じることは日本語にもあります。
例えば、「間髪容れず」とは、"隙間に髪の毛1本入れられない狭いこと"から転じて、"即座に"となりました。
例えば、「間髪容れず」とは、"隙間に髪の毛1本入れられない狭いこと"から転じて、"即座に"となりました。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 岩手「たろし滝」、どこを見て稲の作柄を占う?
「ニュース検定」
□ 地方銀行合併を促すため適用しないのは?