がん・糖尿病が解決? 第一人者が解説! 医療の未来予想図【GOOD!いちおし】
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がん・糖尿病が解決?
第一人者が解説! 医療の未来予想図
【GOOD!いちおし】

 

テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。

 

今日の「Good!いちおし」
がん・糖尿病が解決?
第一人者が解説! 医療の未来予想図

2035年にはがんの大半が治療可能に?
私たちの生活の中で切っても切れない医療。
その未来がどうなっていくのか、医療未来学の第一人者が解説します。

 

 

医療の未来はどこまで進むのか

今回の「GOOD!いちおし」では、医療未来学の第一人者が、これからの医療がどのように変わっていくのかを解説しました。

医師/医学博士/医療未来学者の東京科学大学 奥真也特任教授が2020年に出版した書籍「未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと」では、認知症治療、AI診療、がん治療、再生医療などについて未来予測を行っていました。
今回は、その予測が実際にどこまで現実になっているのかを振り返ります。

 

医療の未来予想図(2020時点)
2025年:初の本格的"認知症薬"誕生
2030年:感染症の脅威から解放、AI診察が主流に
2035年:"がん"の大半が治療可能に
2040年:"神経難病"克服、"糖尿病"解決
<奥真也著 2020年出版書籍「未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと」>

 

認知症治療薬は予想より早く登場

奥教授は「2025年に本格的な認知症治療薬が登場する」と予測していました。

実際には予想より2年早く、2023年12月に日本でレカネマブが使われるようになりました。

アルツハイマー型認知症では、アミロイドβやタウたんぱく質が脳内に蓄積することが発症に関わると考えられています。
従来の薬が症状を一時的に和らげるものだったのに対し、レカネマブはアミロイドβを除去し、病気の進行を抑えることを目的とした薬です。

さらに東京大学と新潟大学の研究では、脳内の老廃物を洗い流す働きを促し、マウスの実験でタウたんぱく質の蓄積を抑えられることを示しました。

今後は、異なる仕組みに注目した新しい薬の開発も期待されています。

 

2030年は
感染症対策とAI診療が進化

2030年の予測として挙げられたのが、「感染症の脅威からの解放」と「AI診療の普及」です。

新型コロナウイルスの流行では、メッセンジャーRNAワクチンという新しい技術が実用化されました。

さらに現在は、DNAを狙った場所で切断・修正できる「クリスパー」と呼ばれるゲノム編集技術も発展しています。

奥教授は、2030年までにすべての感染症が解決するわけではないものの、人類が感染症と戦うための技術はかなりそろってきたとしています。

一方、AIについては病院の姿そのものを大きく変える可能性があります。

医師の診断支援や受付、問診などにAIが広く活用されることで、患者にとっても医療従事者にとっても便利な仕組みへ変わっていくとみられています。

 

2035年には
「がんの大半が治療可能」に?

2035年の予測では、「がんの大半が治療可能になる」としています。

その兆しとして紹介されたのが、2026年にアメリカの学会で注目された膵臓がんの新薬です。

過去に治療歴のある転移性膵臓がんの患者を対象に、新薬を1日1回服用したところ、標準的な抗がん剤治療と比べて死亡リスクが60%低下したというデータが発表され、会場ではスタンディングオベーションが起きたと紹介されました。

がん治療はここ数十年で大きく進歩し、以前のように「がんになったら終わり」という病気ではなくなりつつあります。

治療を続けながら、その後の人生を長く送ることを前提に考える病気へ変わってきています。

ただし、早期発見が難しいがんや、薬剤耐性を持つがんなど課題は残っています。

 

2040年は
神経難病や糖尿病にも期待

2040年には、神経難病や糖尿病の治療がさらに進むと予測されています。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経難病では、遺伝子の関与が以前より詳しく分かるようになり、AIを活用した新薬開発も進んでいます。

さらに注目されているのがiPS細胞です。

パーキンソン病では、iPS細胞を利用した治療技術が実用化へ向けて進み、神経の病気に対する再生医療にも期待が集まっています。

さらに今年9月、iPS細胞から作った心筋シートを使う保険適用後、初の移植手術を実施したと大阪大学発のスタートアップ企業が発表。
例えば、肺や腎臓などについても、将来的には失われた機能を細胞や組織で置き換える技術が発展する可能性があります。

 

遺伝子のスイッチ「エピゲノム」

番組では、健康と生活習慣を結び付ける「エピゲノム」についても紹介されました。

ゲノムとは生き物が持つDNAの塩基配列の情報全体のことです。
このゲノムは生命の全設計図ですが、そこには遺伝子を働かせるかどうかのスイッチのオン・オフを切り替える仕組みがあり、それを「エピゲノム」と呼びます

その遺伝子のスイッチには、食事や運動、生活環境などが関わることが分かってきました。
つまり、バランスの良い生活が遺伝子レベルで健康を左右していることがわかってきたそうです。
改めて、普段の生活習慣が大切ということです。

 

医学がどれだけ進歩しても、健康を守るのは医療だけではありません。
新しい治療を活用できる時代だからこそ、日頃の食生活や運動など、自分自身の生活習慣を整えることも重要になりそうです。

 

 

 

-これまで紹介した「GOOD!いちおし」-

 

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