
初の米中ロ首脳会談開催か
日本への影響は?
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
アメリカのトランプ大統領が、アメリカ・中国・ロシアの3カ国による首脳会談の実現に意欲を示しています。
きっかけは、ロシアのプーチン大統領がトランプ大統領に対し、来月中国で行われるAPEC首脳会議に合わせ、習近平国家主席を交えた3カ国会談を提案したと報じられたことです。
実現すれば、米中ロ3首脳がそろう異例の会談となります。
ロシアの狙いはウクライナ問題
最も積極的とみられるのがロシアです。
プーチン大統領は、ウクライナ戦争の停戦交渉をロシアに有利な形で進めたい考えがあるとみられています。
ただし、ウクライナを交えずに大国だけで和平について話し合うことには、ウクライナ側から強い反発が出ています。
ロシア側も、最終的な和平にはウクライナの関与が必要との認識を示しています。
トランプ氏は核軍縮を協議したい
アメリカ側の大きなテーマが核兵器です。
アメリカとロシアの核軍縮条約「新START」は2026年2月に失効しました。
一方、中国は核戦力を急速に拡大しているとされ、トランプ大統領は以前から中国も含めた核軍縮の枠組みを作りたい考えを示してきました。
今回もトランプ氏は、3カ国会談が実現すれば核軍縮を重要な議題にしたい考えを示しています。
ただ、中国側はアメリカやロシアと比べて核戦力の規模がまだ小さいとして、同じ枠組みで削減交渉を行うことには慎重です。
中国には「大国外交」を示す機会
中国にとっても、国内でアメリカとロシアの首脳を迎えた3カ国会談が実現すれば、外交的な存在感を示す大きな機会になります。
習近平国家主席にとっては、中国がアメリカと並ぶ大国であることを世界に示す場にもなります。
一方、中国外務省は現時点で3カ国会談について「提供できる情報はない」としており、正式な開催決定には至っていません。
日本への影響は?
日本にとって気になるのは、アメリカが中国やロシアとの大国間協議を重視することで、日本など同盟国の意見が十分に反映されなくなる可能性です。
特に台湾情勢やウクライナ問題、核軍縮などは、日本の安全保障にも直接関わります。
もし米中ロだけで重要な国際問題について合意を進めるようになれば、「大国同士で世界のルールを決めるのではないか」という警戒が、日本やヨーロッパで強まる可能性があります。
ただ、トランプ大統領は日本を含む同盟国との関係も維持しており、3カ国会談が直ちに日米関係の弱体化につながると決まったわけではありません。
開催される可能性は?
ロシアは開催に前向きで、トランプ大統領も「中国が望むなら参加する」との姿勢を示しています。
一方で、中国はまだ明確な態度を示しておらず、議題についても正式には決まっていません。
そのため現段階では、「開催の可能性はあるものの、正式決定ではない」という状況です。
きょうのNEWS解説まとめ
米中ロ3カ国首脳会談が実現すれば、ウクライナ戦争や核軍縮など、世界の安全保障に大きな影響を与える可能性があります。
ロシアはウクライナ問題、アメリカは核軍縮、中国は大国としての存在感という、それぞれ異なる思惑を持っています。
日本にとっては、大国間だけで重要な問題が決められないよう、アメリカとの意思疎通をより密にしていくことが重要になります。
11月のAPECに向け、3カ国会談が本当に実現するのか注目されます。
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-
|
「今知っておきたいNEWS検定」「お天気検定」 |
検定クイズプレゼントの応募方法



