
注文殺到! 生還者が開発「熊対策グッズ」
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
熊被害が相次ぐ中で注目される熊対策グッズ
全国各地で熊の出没や人身被害が相次いでいます。
住宅街に現れたり、登山道で人を襲ったりするケースも増えており、これまで以上に熊対策への関心が高まっています。
今回紹介されたのは、実際に熊に襲われた経験を持つ男性が開発した、熊対策グッズです。
開発したのは、岩手県岩泉町に住む佐藤誠志さん。
朝3時に起きて山に入り、山菜などを収穫して販売している山をよく知る人物です。
このグッズに注文が殺到!
なんと警察までもが異例の導入!
襲われた経験があるからこそたどり着けた、新たなクマ対策とは?
佐藤さんはこれまで山で何度も熊を目撃してきましたが、襲われたことはありませんでした。
しかし、天然舞茸の様子を見に山へ入った際、突然熊に襲われるという衝撃的な体験をします。
その時の傷跡は、今も体に残っているそうです。
佐藤さんは当時の熊を「まるででっかい猫」と表現しました。
大きな体でありながら、手を振るスピードは目で追えないほど速く、20㎏を超える熊が怒って向かってきたら、人間ひとりではとても太刀打ちできないと語ります。
時速40㎞以上で迫る熊の怖さ
熊の怖さは、力の強さだけではありません。
恐ろしいのはそのスピード、走る速度は時速40㎞以上ともいわれ、人間が逃げ切るのは非常に難しいとされています。
番組では、ツキノワグマに襲われた男性の映像も紹介されました。
スローで見ると熊は執拗に何度も襲いかかり、鋭い爪と牙で男性を狙っていました。
男性は棒を使って20秒以上も格闘しましたが、無傷では済まなかったといいます。
近年、熊の目撃情報が増えている背景について、熊の生態に詳しい専門家は、長期的に個体数が増えていることや、人里近くで生まれ育つ熊が増えていることを指摘しています。
山で暮らしていた熊が住宅街に現れ、人を恐れずに近づいてくるケースもあり、これまでの常識だけでは対応できない状況になっているようです。
熊に襲われた経験から生まれた「熊撃退ポール」
熊への対策として一般的に知られているのが「撃退スプレー」です。
しかし、佐藤さんは実際に襲われた経験から、極限状態でスプレーを正確に扱う難しさを感じたといいます。
熊が時速40㎞以上で突進してくる中、スプレーを取り出し、安全ロックを外し、狙いを定めて噴射するのは簡単ではありません。
そこで佐藤さんが考えたのが、命を守る最後の砦となるオリジナルの熊対策グッズ「熊撃退ポール」です。
このポールは長さ170cm、重さ約560グラム。
先端は鋭利で二股に分かれています。
刺すことが目的ではなく、熊との距離を保ち、自分の顔を守るために作られました。
熊は攻撃する際、立ち上がって前足を使おうとします。
そのタイミングでポールを前に突き出すことで、距離を保ち、顔への攻撃を防ぐ狙いがあります。
佐藤さん自身、熊は顔を狙ってくると感じており、顔を守ることが命を守るうえで重要だと話していました。
この熊撃退ポールはすでに約1400本売れており、青森県では警察が導入した例もあるそうです。
ホテルに熊が入った際、警察官がこのポールを持って対応していたことも紹介されました。
棒で叩くのはNG。熊対策で大切なのは距離を取ること
熊に棒などで対抗する場合にやってはいけないと紹介された使い方は、棒を振りかぶって叩こうとすることです。
一見、強く叩いた方が効果的に思えますが、熊は運動能力が高く、棒を腕で巻き取るようにつかむことがあります。
実際に映像でも、熊が木の棒を巻き取るようにして接近し、その後攻撃してくる様子が確認されました。
叩く動作は隙を生み、熊との距離を縮めてしまう危険があります。
大切なのは、熊を引き寄せることではなく、前に突き出して距離を保つことです。
もし専用のポールを持っていない場合でも、落ちている木の棒などを使って、突進してくる熊を一度止めたり、立ち上がるタイミングをずらしたりすることは有効な場合があると紹介されました。
もちろん、熊に出会わないことが一番です。
しかし、万が一遭遇してしまった場合には、距離を取ることが重要になります。
熊鈴は2つ、顔を守るヘルメットも重要
佐藤さんは、定番の熊対策についても教えてくれました。
まず、熊鈴は1つではなく2つ使うのがよいといいます。
熊鈴が1つだけだと、動きによって音が途切れる瞬間があります。
しかし2つ使うことで、鈴同士がぶつかり、音が途切れにくくなります。
山に入る際には、自分の存在を熊に知らせることが大切です。
さらに重要なのが、ヘルメットです。
熊は顔を狙ってくることがあるため、頭や顔を守る備えが重症化を防ぐことにつながります。
山菜採りや登山、作業などで熊の出没地域に入る人にとって、ヘルメットは大切な装備のひとつといえます。
音で熊を遠ざける新たな対策も登場
他にも注目されている熊対策グッズとして紹介されたのが「音のバリア」。
これは、熊が嫌がる高周波を出す装置で、最大およそ200mの範囲で熊の接近を防ぐ効果が期待されているそうです。
実際に、世界遺産・白川郷がある岐阜県白川村にも今年設置されたといいます。
人里に近づく熊を減らすため、地域ぐるみの対策としても注目されています。
熊被害が増える中で大切なのは、正しい知識と備えを持つことです。
佐藤さんが開発した熊撃退ポールは、実際に襲われた経験があるからこそ生まれた現実的な対策グッズでした。
山に入る人だけでなく、熊の出没が増えている地域で暮らす人にとっても、熊対策は身近な問題になっています。
熊に出会わない工夫をしながら、万が一の時にどう身を守るかを考えておくことが、これからますます大切になりそうです。
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