歴史散歩 神奈川県横須賀市の浦賀・久里浜めぐり【GOOD!いちおし】
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歴史散歩
神奈川県横須賀市の浦賀・久里浜めぐり
【GOOD!いちおし】

 

グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。

今日の「Good!いちおし」
勝海舟&伊藤博文 ペリー来航 開国交渉の現場とは
史跡をめぐり時代をたどる歴史散歩
黒船来航の舞台、神奈川県横須賀市の浦賀と久里浜をめぐりました。

 

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黒船来航の舞台・横須賀市浦賀と久里浜を歴史散歩

今回案内してくれたのは、大河ドラマの時代考証などでも知られる歴史のスペシャリスト、山村竜也さんです。

1853年、ペリー率いるアメリカ艦隊の黒船4隻が、現在の久里浜沖に姿を現しました。
この出来事をきっかけに、日本は開国へと動き出し、やがて明治維新へと大きく時代が変わっていきます。

まず訪れたのは、ペリーが上陸した地として知られる「ペリー公園」。
海岸近くにあるこの公園には、「北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑」が建てられています。
「ペリー」が漢字の当て字で「伯理」と書かれているのも印象的です。

この記念碑の文字を書いたのは、日本の初代内閣総理大臣・伊藤博文です。
幕末当時、黒船来航は日本にとって大きな脅威でした。
しかし明治に入ると、外国と付き合うことの重要性が理解されるようになり、ペリー来航は日本が近代化へ進むきっかけとして捉えられるようになりました。

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ペリー来航がきっかけで進んだ浦賀の造船技術

黒船の来航を目の当たりにした幕府は、海の防衛の必要性を強く感じるようになります。
その流れの中で重要な役割を果たしたのが、浦賀の造船技術でした。

番組で紹介されたのは、通称「浦賀ドック」と呼ばれる浦賀造船所の跡。
ここは船を造ったり修理したりする場所で、旧日本海軍の軍艦や駆逐艦、民間船の建造・修理を担い、日本の造船技術の発展を支えてきました。

ペリー来航の翌年には、西洋式の軍艦「鳳凰丸」が造られました。
当時はまだ本格的な造船所が整っていたわけではなく、川の河口などを利用しながら、限られた技術で船づくりに挑んでいたといいます。

また、咸臨丸も浦賀と深い関わりがあります。
咸臨丸は太平洋を横断したことで知られていますが、その出発前に浦賀で整備されたとされています。
黒船来航による危機感が、日本の造船技術を大きく前進させたことがわかります。

現在の浦賀ドックは、日本で唯一見学可能なレンガ造りの造船所としても貴重な存在です。

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海を守った千代ヶ崎砲台跡と浦賀の防衛拠点

続いて訪れたのは、海岸沿いの山の中にある「千代ヶ崎砲台跡」。
ここは明治時代に旧陸軍によって建設された軍事施設で、1892年から1895年にかけて整備されました。

山の上には砲台が置かれ、山の中には弾薬を運ぶためのトンネルや地下施設が掘られています。
まるで映画やアニメに出てきそうな雰囲気のトンネルも紹介。
地下施設には、弾薬を上へ送るための穴も残されており、当時の軍備の様子を今に伝えています。

この場所は明治時代に砲台として整備されましたが、ペリー来航の頃にも海の警備に使われていたそうです。
もともと浦賀は、江戸湾の入り口を守る重要な拠点で、幕末には会津藩がこの付近を警備していて、時代が変わっても浦賀の海を守る役割は変わらなかったのです。

高台からは海を見渡すことができ、なぜこの場所が防衛上重要だったのかがよくわかります。
浦賀は、まさに日本の海防の要だったといえます。

ペリーと交渉した加山永左衛門と加納神社

浦賀造船所の近くには「叶神社」があります。
ここには、ペリーとの交渉に関わった浦賀奉行所の与力・香山栄左衛門らの功績をたたえる石碑がまつられています。

香山栄左衛門は、ペリー来航時に重要な役割を果たした人物です。
責任者との交渉を求めるペリーに対し、香山は「私が浦賀奉行だ」と偽って交渉にあたったといいます。

一見大胆な行動ですが、香山は非常に優秀な人物で、その初期対応によってペリー側とのやり取りがスムーズに進んだとされていて、最終的には本当の奉行も登場し、交渉は条約締結へとつながっていきました。

また、浦賀には東と西に叶神社があり、東叶神社には勝海舟との関わりも残されています。
東叶神社は海上交通の安全を願う場所として信仰され、勝海舟は咸臨丸で太平洋横断に向かう前の安全祈願として、この地で断食修行をしたと伝えられています。

勝海舟は井戸で水ごりをした後、裏山で断食し、航海の安全を祈願しました。
その後、咸臨丸は太平洋横断に成功、現在も、勝海舟が着用したとされる衣服が神社に保存されています。

浦賀と久里浜に残る開国への足跡

今回紹介された横須賀市の浦賀と久里浜には、黒船来航から開国、そして近代日本へとつながる歴史が数多く残されていました。

ペリーが上陸した久里浜、造船技術の発展を支えた浦賀ドック、海を守った千代ヶ崎砲台跡、ペリー交渉に関わった香山栄左衛門、そして咸臨丸の安全を祈った勝海舟。どの場所にも、日本が大きく変わろうとしていた時代の緊張感と人々の覚悟が刻まれています。

教科書で学ぶ黒船来航も、実際にその舞台を歩くことで、より身近な歴史として感じられます。
横須賀の浦賀・久里浜エリアは、幕末や明治維新の歴史に触れながら散策できる、まさに歴史散歩にぴったりの場所です。

 

 

 

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