トランプ大統領が米国で使用禁止を示唆したアプリは?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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激化する米中新冷戦③【中国の二つの顔】
中国の人はTikTokを知らない
中国発の動画投稿アプリTikTokは、世界中で最も人気のあるSNSの一つです。
そのTikTokを運営する中国企業に対してトランプ大統領は、アメリカ国内での使用禁止をちらつかせて、アメリカでの事業の売却などを迫っています。
その理由は、TikTokを通じて、アメリカ国民の情報が中国側に筒抜けになっているかもしれないからです。
中国側は情報流出を否定していますが、トランプ政権はそう主張しています。
まさに米中対立の象徴にもなっているアプリですが、実は中国の人々はこのTikTokを知らないんです。
-中国北京にて街頭インタビュー 女性1-
何ですかそれは?
知りません
知りません
-中国北京にて街頭インタビュー 女性2-
知りません。
韓国のものですか?
韓国のものですか?
-中国北京から現地リポーター千々岩森生さんから-
実は、中国にTikTokは存在しません。 中国版のTikTok「ドーイン」と呼ばれるものを開くと短い動画が並んでいますが、普通に使われているTikTokの方を開くと画面真っ暗です。 |
このように、中国ではTikTokが使えないんです。
中国政府が検閲できるアプリのみ使用可能
そもそも、2016年に中国で「ドーイン」が始まり、その翌年にTikTokとして世界進出しました。
中国で使えるのは、最初の国内版「ドーイン」だけで、世界版のTikTokは使えません。
なぜかと言えば、中国では政府がインターネットを全て監視していて、都合の悪い情報や政府批判などすぐに削除しているからです。
つまり中国国内で使えるのは、"政府が検閲できるアプリ"だけなんです。
例えば、私達が普段使っている「Google」や「Facebook」などは、政府の検閲なしで自由に検索したり情報のやりとりができたりするので、中国では使えません。
中国政府はトランプ大統領がTikTokをアメリカから排除しようとしていることを批判していますが、当の中国は、ずいぶん前から似たようなことをしています。
中国は国内と国外、二つの顔を使いながら、アメリカと戦っているのです。
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