「火を見るよりも明らか」由来は?【ことば検定スマート】
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「火を見るよりも明らか」由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

 

*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。

 

 

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ことば検定 問題 

 

この時期、スペインではユネスコの無形文化遺産に登録されているバレンシアの火祭りが始まっています。
700体もの張り子の人形が街に飾られ、最終日に火をつけて燃やしてしまいます。

かつて、大工職人が冬の間に仕事場の照明として使った木製のランプを、春になって燃やしたことが祭りの起源だと言われています。
ただ、ある条件をクリアすると燃やされずに博物館に保管されます。
それはコンクールの人気投票で1位になった人形です。

今日は「火」が入った言葉から「火を見るよりも明らか」の由来は何かという問題です。

 

「火を見るよりも明らか」由来は?

   -臣下への説教
   -犯罪者の手口
   -彼と夕飯うんざり?

 

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ことば検定 答え

   -臣下への説教

 

 

<今日の緑のボケ>
「ひをみるよりもあきらか」ではなく「Heとミール夜も飽きたか」

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

「火を見るよりも明らか」という言葉は、儒教の経典である「書経」が由来です。
紀元前16世紀からあった王朝 殷の話として出てきます。
殷は30代まで王がいて、およそ500年ぐらい続いた王朝となっています。

その17代目の盤庚(ばんこう)という王が、都が水害にあったため、遷都 つまり都の引っ越しを決めたとされています。
ただ、民衆や臣下から遷都に反対の声が上がったのです。
もうこれが5度目の引越しで、王朝の力が弱まっていた頃だとされています。

そこで盤庚は、臣下を集めて演説します。
"汝らが余の徳ある意図を隠して民に伝えず  孤独な余を侮蔑しておそれようとしないから  かかる事態になったのである
余の目に映る汝らの心の底 火を見るより明らかである"

「火を見るよりも明らか」という慣用句は、臣下たちへの説教だったのです。

 

 

 

前回の問題

-これまで出題されたことば検定-

 

本日の検定クイズ

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