「ペンは剣よりも強し」由来の演劇では?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう8月29日は、1588年に豊臣秀吉によって「刀狩令」が布告された日です。
農民からすると自分を守る武器を手放すわけですが、大仏を建てるのに使うからという理由で納得させました。
そんな刀を剣と言い換えると、「ペンは剣よりも強し」という言葉があります。
言論が人々の心に訴える力は、武力よりも強いという意味ですが、今日はその言葉の元になった演劇の中では、どんな意味の言葉だったかという問題です。
「ペンは剣よりも強し」由来の演劇では?
青 -権力で反逆を抑える
赤 -民衆が権力者を倒す
緑 -朝の非常食 理由は
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -権力で反逆を抑える
ことば検定 解説
きょうの解説
「ペンは剣よりも強し」英語だとこうなります。
「The pen is mightier than the sword」
これはイギリスの演劇のセリフで、17世紀のフランス王国が舞台となっています。
このセリフには、実は前段があって、その前段を読むと意味がガラッと変わってきます。
「Beneath the rule of men entirely great」
意味は、「絶大な権力者の支配下ではペンは剣よりも強し」という意味になります。
これは、王の側近リシュリューのセリフです。
権力者のリシュリューですが、剣を振り回せばよろけてしまうほど老いていました。
若い頃の武勇や体力が失せた中、自身の暗殺計画を知って放ったのがこのセリフです。
この「絶大な権力者」とは実はリシュリューのことです。
つまり、自分の権力をもってすれば、武力で向かってくる暗殺者に、いつでもペンでサインしてやる=処分を下してやるぞと脅した言葉だったのです。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法