「梅根性」どんな性格?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
6月6日は「梅の日」でした。
収穫のピークを迎えるのが、和歌山の南高梅です。
南高梅は、南部(みなべ)高校の先生と生徒が、高田梅という梅を元に作り上げた品種なので、南高梅という名前になりました。
「梅に鶯」といえば何のことでしょうか?
「紅葉に鹿」「竹に雀」「花に蝶」などと言い、みんな同じような意味です。
これらは、とりあわせの良いもの、美しく調和するものの例えです。
万葉集には、梅と鶯が出てくる歌は13首あります。
ただし、実際に梅に止まっているのは鶯ではなくてメジロです。
鶯は主に虫を食べるのですが、梅の咲く1月や2月に虫はまだ多くはないです。
逆に、メジロは花の蜜を吸うので、梅の木によく止まっています。
今日は梅を使った言葉から「梅根性」とは、どんな性格を表すかという問題です。
「梅根性」どんな性格?
青 -意固地
赤 -柔軟
緑 -チップを体に・・・
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ことば検定 答え
青 -意固地
ことば検定 解説
きょうの解説
「梅根性」「柿根性」「菊根性」とは
「梅根性」という言葉はあまり使わないですよね。
実は「梅根性」だけではなくて「柿根性」「菊根性」なんて言葉もあります。
「菊根性」とは、桜と違って散り際が悪いところから、未練がましいことの例えです。
「梅根性」とは意固地のこと
そして今日の選択肢、意固地と柔軟ですが、どちらかが「梅根性」で、もう一方が「柿根性」を表す言葉です。
これを踏まえてをこの文章をご覧ください。
「梅は黒やきにしても すけをあらためず、柿は一夜のあくに そのまま甘なり候」
「すけ」とは、酸っぱさのことです。
このことから「梅根性」とは、意固地のことをいいます。
梅はなかなか酸味を失わないところから、しつこくなかなか変えがたいということを指します。
逆に「柿根性」は、渋柿がすぐ甘くなることから、融通が利くことを指します。
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