茶道で「茶碗を回す」理由は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう2月6日は、日本伝統文化に関する「抹茶の日」に制定されています。
茶道を習っていなくても、お抹茶を飲む機会は意外にあります。
そんなときに覚えておきたいのが、お抹茶をいただく前に茶碗を回すという作法です。
では、なぜ茶碗を回す必要があるのでしょうか?
というわけで、今日はそれが問題です。
茶道で「茶碗を回す」理由は?
青 -茶を冷ます
赤 -謙遜を表す
緑 -ラーメレンしかこない
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -謙遜を表す
ことば検定 解説
きょうの解説
茶道には、さまざまな流派があります。
ただ、一般に知られる現在の茶道を確立した人といえば「千利休」です。
今日は、千利休の教えに基づいて作法をご紹介します。
手元にお茶椀を用意 まず、右手で茶碗を取り、左の手のひらに乗せ そして、右手を添えて軽く茶碗を上げて感謝の気持ちを込めて 右手で茶碗を2回回します |
茶碗を回すことで、茶碗の柄は自分の側にあった「正面」が、反対側に来ます。
これは、茶碗の最も美しいところである「正面」を避けて飲むという意味が込められているそうです。
茶碗の一番美しいところで飲んで欲しいという亭主の心遣いと、「いやいやそんな美しいところでは飲めません」という客の謙遜の気持ちがあら彫れた作法なのです。
お茶の作法
茶碗にはそれぞれ「顔」「正面」があります。 亭主は茶碗の正面を客に向けてお出しします。
客は謙虚な心で「正面」からいただくことを避けます。
そのために茶碗を回すのです。
引用元 裏千家 茶の湯へようこそ「お茶をいただく」
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