「冬至かぼちゃに〇とらせるな」、空欄に入るのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きのうは、「冬至」でした。
ゆず湯につかって、かぼちゃを食べた方も多かったと思います。そのかぼちゃですが、江戸時代は大変人気があったようで、特に女性の好きなものとして、こんな言葉があります。
ゆず湯につかって、かぼちゃを食べた方も多かったと思います。そのかぼちゃですが、江戸時代は大変人気があったようで、特に女性の好きなものとして、こんな言葉があります。
芝居 蒟蒻(こんにゃく) 芋 南瓜(かぼちゃ) |
当時は、砂糖は非常に値段が高くて貴重なものでしたから、自然の甘味がある芋やかぼちゃが大人気でした。
さらに、かぼちゃにきな粉をかけた「かぼちゃの安倍川」という、今で言うスイーツも大人気だったようです。
さらに、かぼちゃにきな粉をかけた「かぼちゃの安倍川」という、今で言うスイーツも大人気だったようです。
そしてもう一つ、「冬至かぼちゃに□とらせるな」という言葉があります。
では、この空欄に入る言葉は何でしょうか?
では、この空欄に入る言葉は何でしょうか?
きょうの問題
「冬至かぼちゃに〇とらせるな」、空欄に入るのは?
青 -箸
赤 -嫁
緑 -年
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きょうの答え
緑 -年
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【「冬至かぼちゃに〇とらせるな」、空欄に入るのは?】
「冬至」は実は夏野菜
「かぼちゃ」は、冬のイメージがあり、冬よく食べますが、実は夏野菜です。
国内産の「かぼちゃ」は場所によっても違いますが、5月ごろから収穫が始まります。
昔の人は、夏に収穫した「かぼちゃ」を貯蔵しておいて、収穫の少ない冬に食べたといわれています
「冬至」にかぼちゃを食べる背景
さらに、「冬至」にかぼちゃを食べる背景として、「一陽来復」の陰陽思想があると言われています。
陰陽思想では、季節に色を当てます。
陰陽思想における季節の色
春→「青春」青
夏→「朱夏」朱(赤)
秋→「白秋」白
冬→「玄冬」玄(黒)
夏→「朱夏」朱(赤)
秋→「白秋」白
冬→「玄冬」玄(黒)
実を終わると、赤みがかった太陽の色をした「かぼちゃ」を冬に食べて、陽の気を補おうと昔の人は考えたのです。
ただ、いくら「かぼちゃ」が日持ちするといっても、そんなにいつまでも保存はできないです。
ただ、いくら「かぼちゃ」が日持ちするといっても、そんなにいつまでも保存はできないです。
ですから、その年の「かぼちゃ」は年内に食べ切るようにという教えを表したものなんです。
ということで、正解は「冬至かぼちゃに年とらせるな」が正解です。
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