野球の「3タテ」正しい意味は? 【ことば検定スマート】
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野球の「3タテ」正しい意味は?
ことば検定スマート 林修

テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

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「ことば検定スマート」


「ビールかけ」の始まりは、南海
ホークスが巨人に4連勝した昭和34(1959)年の日本シリーズの祝勝会でした。
日本シリーズは、優勝まで4勝ですが、通常のペナントレースは3連戦が基本です。
3連勝、3連敗というのはよくありますよね。
そんな時、スポーツ新聞などでよく見られるのが「巨人、阪神3タテ」というような表現です。
ただ3連勝したのが、巨人か阪神かわかりにくいです。
そもそも「3タテ」とは3連勝のことなのか、3連敗のことなのか、どちらでしょう?
きょうの問題

野球の「3タテ」正しい意味は?

   -3連勝
   -3連敗
   -プレゼントがしょぼい

 

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きょうの答え

   -3連敗

 

【本日の  のボケは?】

「3タテ」ではなく「サンタめ!」というボケでした

 

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きょうの解説

【野球の「3タテ」正しい意味は?】

メジャー 3連勝は「スイープ」

メジャーで、3連戦で3連勝した場合は、なんというかわかりますか?
「Sweep(スイープ)」と言います。
"掃く"とか"掃除する"、"一掃する"という意味で、「Sweep(スイープ)」は勝った場合に使います。
日本の「3タテ」も3連勝の意味で使っている人が多いようです。

3タテ 3連勝ではなく3連敗を意味

ただ、この文章を見てください。
これは、作家の坂口安吾が将棋の名人升田幸三さんの新人時代に書いたものです。
終戦後、私が新人現るの声をきいたのは、升田幸三がはじまりだったようである。
十年不敗の木村名人に三タテを喰わせて登場した彼であるが
ー坂口安吾「戦後新人論」から
「3タテを喰わす」ですから、これは文脈からいっても3連敗の意味なのです。
実は広辞苑で、「たて【立て】」を調べてみると、「数詞に付いて、つづけざまの負け。連敗」と載っています。
例文としても「3タテをくう」が載っています。
本来、3連敗の意味なのです。
「巨人が阪神に3タテ(3連敗)を食わす」が省略されて、「巨人、阪神に3タテ」となった結果、「3タテ」は3連勝を指すという誤解が生じたのかも知れませんね。
ということで正解は「3連敗」でした。

 

前回の出題

 

 

本日の出題

「お天気検定」
葛飾北斎が生涯で93回も繰り返したとされるのは?
「みんなのエンタメ検定」
□ お休み

 

今月のプレゼントと応募方法

 

林修先生の「ことば検定スマート」

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