「しゃくにさわる」「さわる」の正しい漢字は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょう9月6日は、9(ク)レー6(ム)の語呂合わせで「クレームの日」です。
クレームに対応するのは大変ですよね。
林修先生が、クレーム対応で重要だと考えていることは、とにかくまず相手の話をじっくり聞くこと。
そして、できれば誠実な相づちを打つことではないかと思っているそうです。
とはいえ、最近は顧客や取引先からの悪質なクレームを表す「カスタマーハラスメント」という言葉もあるそうで、中には理不尽で「しゃくにさわる」こともあるでしょうね。
そこで今回は、今出てきた「しゃくにさわる」の「さわる」の漢字で正しいのはどれかという問題です。
きょうの問題
「しゃくにさわる」「さわる」の正しい漢字は?
青 -障る
赤 -触る
緑 -キミの服は僕よりおしゃれ
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -障る
【本日の 緑 のボケは?】
「しゃくにさわる」ではなく「シャツに差ある」というボケでした
きょうの解説
【しゃくに"さわる"正しい漢字は?】
「しゃく」とは胸やお腹の激痛のこと
「しゃく」の漢字は「癪」です。
「しゃく(癪)」とは、もともと江戸時代によく使われた、胸やお腹の激痛、さしこみのことです。
時代劇て、若い女性が持病の「しゃく(癪)」がと言っているのを見たことはありませんか、
当時は、おなかなどの原因不明の痛みを、全て「しゃく(癪)」と言っていました。
当時は、おなかなどの原因不明の痛みを、全て「しゃく(癪)」と言っていました。
さらにそこから、"気に入らず腹が立つこと"を「しゃくにさわる」というようになったんですね。
「障る」と「触る」の意味の違い
そして今日の問題の「さわる」ですが、赤の選択肢「触る」は、主に"直接触れる"ことに使います。
一方、青の選択肢「障る」は、"障害となる""都合が悪くなる""害になる"といった意味で用います。
「しゃく(癪)」は本来、病気や症状の総称ですから、どちらがふさわしいかもうおわかりですよね。
正解は、青の選択肢の「障る」です。
正解は、青の選択肢の「障る」です。
似た言葉に、「かん(癇)に障る」があって、この「かん(癇)」と「しゃく(癪)」で、「かんしゃくをおこす」の「かんしゃく(癇癪)」になります。
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