「生姜」植物以外の比喩的な意味は?
ことば検定プラス -林修-
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今日6月15日は「生姜の日」です。
生姜は、古くは"はじかみ"と呼ばれていましたが、金沢にある、その名も波自加元彌(はじかみ)神社では、毎年6月15日にはじかみ大祭が行われます。
例年であれば、お清めされた特製の生姜湯などが振る舞われるはじかみ大祭。
奈良時代、大規模な干ばつの際に生姜を神に献じたことが、祭りの由来だとされています。
奈良時代、大規模な干ばつの際に生姜を神に献じたことが、祭りの由来だとされています。
生姜は、3世紀頃には既に中国から伝わっていたとされるほど、古くからありました。
そこで生姜という言葉は、比喩的な使い方もされてきたんですが、今回は広辞苑にも載っている、生姜の意外な意味はどれかという問題です。
今日のことば検定プラス
「生姜」植物以外の比喩的な意味は?
【選択枝】
■ 防寒具
■ けちな人
■ 迷惑
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「ことば検定プラス」答え
■ けちな人
【今日の■のボケは?】
「生姜」ではなく、「(迷惑)でしょうが」だそうです。
「ことば検定プラス」林修の解説
【「生姜」植物以外の比喩的な意味は?】
「生姜」食べ物以外の意味は見た目に由来
まず、江戸時代の滑稽本「浮世風呂」の一部をご紹介しましょう。
これは野菜売りを呼び止めたある客を、風呂屋の番頭がからかったものです。
これは野菜売りを呼び止めたある客を、風呂屋の番頭がからかったものです。
番頭「生姜を生姜が買ふからいい」 けち「生姜とは」 番頭「お前のやうな あたじけねへ人を生姜と申します」式亭三馬「浮世風呂」より |
この「あたじけない」とは一体どんな意味なんでしょうか?
生姜の持つ食べ物以外の意味は、実はこの見た目に由来します。
生姜の見た目が、握りこぶしに似ているというんです。
生姜の見た目が、握りこぶしに似ているというんです。
広辞苑"けちな人をあざけっていう称"
握りこぶしは、一度握ったものは手すら放そうとしない"けち"に通じると考えられていました。
ですからこの「あたじけない」とは"けちな"という意味で、この登場人物は名前もずばり、けちべいさんといいます。
ということで、正解は「けちな人」です。
広辞苑にも生姜の2番目の意味として、"けちな人をあざけっていう称"と載っているんです。
「ことば検定プラス」前回の出題
本日の出題
「お天気検定」
□ マンゴーは何科の植物?
「みんなのエンタメ検定」
□ 広末涼子 多忙でも美しさを保つ「化粧水作戦」とは?