ジョン・ルイスさんの転機は誰との出会い?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
朝の情報番組「グッド!モーニング」で出題される「ニュース検定」の解答をリアルタイムにて速報しています。 どなたでも参加でき、ポイントを貯めてプレゼントに応募できます。 |
池上彰 ニュース検定
ニュース検定 今日の問題
ジョン・ルイスさんの転機は誰との出会い?
【選択枝】
■ マルコムX
■ キング牧師
■ モハメド・アリ
■ マルコムX
■ キング牧師
■ モハメド・アリ
本日の解答
■ キング牧師
「ニュース検定」の解答速報を発信しています。 お気に入りやブックマークしておくと便利です。 |
池上彰さんの解説
今日のキーワード
2020さよなら⑤【ジョン・ルイスさん】
10代から人種差別と闘ったルイス氏
2020年11月、アメリカの歴史が大きく動きました。
史上初めて女性の副大統領の誕生が確実となったのです。
カマラ・ハリスさんです。
カマラ・ハリスさんです。
このハリスさんが、勝利演説の冒頭で真っ先に触れたのが、ジョン・ルイスさんでした。
カマラ・ハリス次期副大統領の勝利演説から -2020年11月7日-
ジョン・ルイス下院議員は亡くなる前、こう書きました。
「民主主義は状態でなく行動だ」と。 アメリカの民主主義は保障されたものではありません。 民主主義の強さは、そのために戦う我々の意思にかかっているのです。
|
つまり、"民主主義を当たり前に思ってはならない"
民主主義を守るためには、"戦い続けなければならない"というのです。
これはまさにジョン・ルイス氏の人生そのものでした。
ルイス氏は、10代の頃から人種差別と闘ってきたのです。
当時、ルイス氏が住んでいたアメリカ南部では、公営バスなどで白人と黒人との席を厳しく分けていました。
白人と黒人とが、隣に座ることを禁止する法律もあったのです。
ルイス氏はこれに抗議するため、自由に席に座る運動を展開します。
白人と黒人とが、隣に座ることを禁止する法律もあったのです。
ルイス氏はこれに抗議するため、自由に席に座る運動を展開します。
人生の転機となったキング牧師との出会い
そして1958年、キング牧師との出会いが、人生の転機となりました。
18歳でキング牧師と出会い、黒人への差別の撤廃などを訴える公民権運動の主要なメンバーとして活動するようになったのです。
そして1963年、20万人を超える人たちが人種差別撤廃を求め、首都へと集まりました。
"ワシントン大行進"を、キング牧師らとともに成功に導いたのです。
"I have a dream"(私には夢がある)から始まる、かの有名なキング牧師の演説はこの場で行われました。
その後、キング牧師は暗殺されますが、ルイス氏は下院議員となり、人種差別の撤廃に生涯を捧げました。
その努力が、オバマ元大統領、そして女性初の副大統領が誕生する土壌を作ったのです。
前回のニュース検定
本日の出題