"五輪試食会" 冷凍食品を「うまい」と言ったのは?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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"五輪試食会" 冷凍食品を「うまい」と言ったのは?
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1964五輪の"効果"③【冷凍食品の秘話】
1964東京五輪が根付いたきっかけ
今では誰もが利用する冷凍食品ですが、、日本に根付いたきっかけは、実は前回1964年東京オリンピックでした。
東京オリンピックの選手村では、7000人分の食事が必要とされました。
肉や野菜、魚などを一気に大量に購入すると、物価の上昇を招きかねません。
そこで、料理長の村上信夫は冷凍食材を使ったメニューの開発に乗り出しました。
しかし、自然解凍した食材を使った料理は水っぽく、味は今ひとつでした。
肉や野菜、魚などを一気に大量に購入すると、物価の上昇を招きかねません。
そこで、料理長の村上信夫は冷凍食材を使ったメニューの開発に乗り出しました。
しかし、自然解凍した食材を使った料理は水っぽく、味は今ひとつでした。
この今ひとつだった味が、ある体験をヒントに改善しました。
それが、料理長の村上さんが第2次大戦後シベリアに抑留されたときの体験です。
零下数十度になる寒い土地で、村上さんは与えられたジャガイモなどを、熱湯で解凍していました。
そうすると、ジャガイモの風味が蘇ったのです。
村上さんは、そのことを思い出しました。
村上さんは、そのことを思い出しました。
そこで、選手村の食事についても、熱湯で解凍してみたのです。
しかも、メニューに合わせて解凍するタイミングなども変えました。
味は上々でした。
佐藤栄作が「これはうまい」と笑み
最後の関門は、"試食会"です。
ここでダメ出しされれば、冷凍食材は使えません。
試食会には、オリンピック担当大臣で、のちに総理となる佐藤栄作も来ていました。
佐藤が皿に取ったのは、冷凍食材を使ったローストビーフでした。
口に入れた瞬間、「これはうまい」と笑みをこぼしました。
佐藤が皿に取ったのは、冷凍食材を使ったローストビーフでした。
口に入れた瞬間、「これはうまい」と笑みをこぼしました。
当時、冷凍食材を提供したのが、現在のニチレイフーズです。
東京オリンピックは、日本の冷凍食品を発展させる土台になったのです
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