中国の国家元首として初めて日本を訪れたのは?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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中国の国家元首として初めて日本を訪れたのは?
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池上彰さんの解説
今日のキーワード
日中関係の歩み④
【想定外の首脳会談】
日本に初めて訪れた中国国家元首の江沢民
中国の国家元首が、日本を初めて訪れたのは1998年、江沢民国家主席でした。
小渕総理と首脳会談を行いましたが、冒頭から日本側が驚く事態が起きました。
江沢民主席が、歴史問題について強硬姿勢を打ち出したのです。
江沢民主席の発言
歴史問題は十分に議論したという考えがあるが、私はこの見解に反対だ。
日本政府が歴史に対し、明確な態度をとることが、周辺国の信頼を得るためにも有意義だ。
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本来はこういうことを言うはずではなかったと、少なくとも日本側はそういう認識でした。
歴史問題に関しては、天皇陛下の中国ご訪問が1992年に実現し、決着済みとみられていたからです。
日本政府にとって想定外の事態でした。
江沢民主席が強硬姿勢をとったきっかけは
どうして江沢民さんは強硬姿勢を取ったのか、そのきっかけは、"ある報告書"の存在と言われています。
江沢民主席が、来日前に読んだのです。
その報告書は、1995年に日本で発行された本を抜粋したものでした。
本のタイトルは「大東亜戦争の総括(展転社)」。
書いたのは、19人の右派の論客らです。
「南京大虐殺の虚構」、「敗戦某国史観を衝く」といった中国の歴史認識とは異なる論文も掲載されていました。
中国の関係者の間で問題になったのは、105人の衆参両院の議員が賛同し、橋本龍太郎ら大物政治家も名を連ねていたことでした。
本のタイトルは「大東亜戦争の総括(展転社)」。
書いたのは、19人の右派の論客らです。
「南京大虐殺の虚構」、「敗戦某国史観を衝く」といった中国の歴史認識とは異なる論文も掲載されていました。
中国の関係者の間で問題になったのは、105人の衆参両院の議員が賛同し、橋本龍太郎ら大物政治家も名を連ねていたことでした。
その後、日中関係がさらに悪化する出来事が起きます。
2001年、小泉総理が靖国神社を参拝したのです。
日中関係は、時のトップ次第で大きく変わります。
菅総理が今後、どのように中国と向き合っていくのか、世界が注目しています。
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