鄧小平の来日時 工場を案内した「経営の神様」は? 【ニュース検定】
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鄧小平の来日時 工場を案内した「経営の神様」は?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-

 

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池上彰 ニュース検定

 

ニュース検定 今日の問題

鄧小平の来日時 工場を案内した「経営の神様」は?

 

【選択枝】
 松下幸之助
 土光敏夫
 本田宗一郎
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本日の解答

 松下幸之助

 

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池上彰さんの解説

今日のキーワード
日中関係の歩み②
【お手本は日本】

鄧小平を工場案内した松下幸之助

中国といえば世界的なネット企業が数多くあり、自然科学の論文数でもアメリカを抜くなど、名実ともに世界2位の経済大国になっています。
しかし、40年ほど前は貧しく、発展途上にありました。
そこで、日本を手本にしようと、1978年に来日したのが鄧小平です。
鄧小平は、昭和天皇のほか福田総理など政府要人たちと会いました。
中でも注目されたのが、企業視察です。
当時の松下電器産業、今のパナソニックを訪れました。
カラーテレビだけでなく、FAXや電子レンジなどが大量生産されている現場です。
案内したのは、創業者の松下幸之助でした。
鄧小平は、松下を「経営の神様」と呼び、中国に「最新技術を教えて欲しい」と懇願しました。

さらに、鄧小平は新日鉄の君津製鉄所も訪れ、最新鋭の工場を視察しました。
そして、「中国にも同じような製鉄所を作りたい」と語ったのです。
また、新幹線に乗った際には、「とても速い。後からムチで打っているような速さだ。これこそ我々が求めている速さだ」と感嘆しました。

今の中国経済を築いた"改革開放"政策


当時、中国の経済は毛沢東が推し進めた"文化大革命"の影響でガタガタでした。
鄧小平は、日本の成功を見て、経済発展の重要性を痛感したのです。
そこで「改革開放」という政策を推し進めます。
鄧小平は、日本をお手本に海外の技術を取り入れ、市場経済への移行を推し進めました。
それが、今の中国経済の土台を築いたのです。

 

前回のニュース検定

 

本日の出題

 

 

 

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