
渋沢栄一が唱えた「蟹穴主義」どんな教え?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう6月22日は「蟹の日」です。
「タラバガニ」は、カニと名前がついているにもかかわらず、カニではありません。
生物学上は、ヤドカリです。
カニとの分かりやすい違いは足です。
カニの足を10本ですが、タラバガニは8本です。
実は見えないところ2本あって、この足の付き方が違います。
そんな「カニ」がついた言葉「蟹穴主義」をモットーにしていたのが渋沢栄一です。
今日その「蟹穴主義」とはどんな教えかという問題です。
渋沢栄一が唱えた「蟹穴主義」どんな教え?
青 -次々チャレンジ
赤 -身の丈をわきまえる
緑 -MC酒くさくてゴメン
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ことば検定 答え
赤 -身の丈をわきまえる
<今日の緑のボケ> 「かにあなしゅぎ」ではなく「かんにん(堪忍)アナしゅき(酒気)」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
渋沢栄一は約500の会社の設立や経営に関わり91歳で亡くなりましたが、お役人から実業家に転身したのは33歳の時でした。
それまで大蔵省で井上馨と一緒に働いていましたが、政府の方針と考え方が合わず、2人はほぼ同時に辞めています。
数年後また政府に復帰した井上は、明治34年に渋沢に大蔵大臣の就任を依頼します。
当時のことを振り返って、渋沢栄一はこう書いています。
ー「論語と算盤」より
自分は明治六年に感ずる所があって、
実業界に穴を掘って這入ったのであるから、
今さらその穴を這い出すこともできないと思って
固く辞してしまった。
渋沢はこの時の考えを説明するのに「蟹穴主義」という言葉を使っています。
ー「論語と算盤」より
私は蟹は甲羅に似せて穴を掘るという主義で、
渋沢の分を守るということを心がけておる。
蟹は自分の体の大きさに合わせて穴を掘ると言われています
渋沢は世の中には随分と自分の能力を過信して誹謗を起こす人もあるが、あまり進むことばかりを知って分を守ることを知らぬと、飛んだ間違いを引き起こすことがあるとも書いています。
前回の問題

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