「手に汗を握る」由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう11月11日は、1が4つある1年で最もととのった日付ということから「ととのえの日」です。
これはサウナの会社が制定した記念日です。
「ととのう」というのは、サウナ→クールダウン→休憩の繰り返しによってアドレナリンが出て、頭を興奮状態になりながら体はリラックスした状態になることを指します。
そんなサウナにちなんで、汗のつく慣用句から「手に汗を握る」という言葉の由来は何かという問題です。
「手に汗を握る」由来は?
青 -合戦の奇襲
赤 -皇帝への進言
緑 -小型犬弁当担ぐ
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -皇帝への進言
<今日の緑のボケは>
「てにあせをにぎる」ではなく「テリア背おにぎり」
ことば検定 解説
きょうの解説
「手に汗を握る」とは、事の成り行きに不安や危険を感じ、手に汗をかくほど緊張するという意味で使います。
この言葉の由来は、実は中国の故事にあります。
鎌倉時代に日本に攻めてきた大国「元」ですが、その時の皇帝はフビライ・ハンです。
実は「手に汗を握る」というのは、このフビライ・ハンの発言が由来です。
これはまだ皇帝になる前の話です。
即位したばかりの当時の皇帝が、趙璧(ちょうへき)という名の大臣に、天下を治めるコツを尋ねました。
すると趙璧は「まず初めに皇帝の取り巻きの中で一番不届きな者を処刑してください」と答えたのです。
取り巻きを殺せと言われたわけですから、皇帝にもいい顔はできず、当然緊張も走りました。
この様子をそばで見ていたフビライ・ハンは、後で趙璧にこう問いかけました。
「あなたは全身が肝っ玉なのですか?両手に汗を握りましたよ」
フビライ・ハンは大胆すぎる皇帝への進言に、危険や不安を感じて手に汗を握ったというわけです。
この故事が由来となっているそうです。
前回の問題
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