大臣を指す「~~相」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう7月19日は、1960(昭和35)年に日本で初めて女性の大臣が生まれた日です。
所得倍増計画を打ち出した池田勇人内閣で、中山マサさんが厚生大臣に就任しました。
彼女は、この時当選6回のベテラン議員でした。
女性に参政権が認められたのが1946(昭和21)年ですが、中山さんはその翌年に当選していたのです。
池田総理が次の選挙を見据えて、女性票の獲得を狙って起用をしたのではと言われていて、在任期間はわずか5ヶ月でした。
ところで、「厚生労働大臣」のことを新聞では「厚労相」と書くことがありますが、テレビのアナウンサーは「厚生労働大臣」と呼びます。
それは、省庁の「厚労省」と発音が一緒になってしまうので、アナウンサーは「厚生労働大臣」というそうです。
では、大臣を指す「相」の字は何を意味するか、今日はそれが問題です。
大臣を指す「~~相」の意味は?
青 -将軍
赤 -補佐
緑 -見世物
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ことば検定 答え
赤 -補佐
ことば検定 解説
きょうの解説
「相」という漢字は「木」と「目」から出来ていますが、"詳しく見る・占う"という意味があります。
手を詳しく見て占うのは「手相」です。
また、古代中国の詩経という文章には「相維辟公 天子穆穆」とあります。
「天子穆穆」から説明すると、天子は国の君主のことで、穆穆とは威厳のあるさまを指します。
君主は麗しく、威厳を示すものということになります。
一方、「相維辟公」は「たすくるはこれへきこう」と読みます。
「辟公」というのは、天子に仕える諸侯のことです。
ここでこの「相」は、「補佐」という意味で使われています。
補佐するのは諸侯の役割だとして、身分をわきまえて行動すべきだという内容です。
大臣は、君主を支えるのが仕事です。
そこから、古代中国では「相」という呼び名で大臣のことを呼んでいました。
前回の問題
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