「コックピット」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう8月30日、昭和37(1962)年に戦後初の国産旅客機「YS-11」が初飛行した日です。
初飛行から2年後に、東京オリンピックの聖火を運んで注目を浴びました。
まだ本土復帰前の沖縄から、聖火を運んだのです。
戦後、GHQによって飛行機の開発を禁じられていた日本にとって。この機体の登場は復興の象徴だったのです。
今では博物館などで見ることができ、ちょっと狭い機内を体験できるところもあるそうです。
飛行機の操縦室は英語で「コックピット(cockpit)」と言います。
今日はその「コックピット」の語源は何かという問題です。
「コックピット」の語源は?
青 -闘鶏場
赤 -風見鶏
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ことば検定 答え
青 -闘鶏場
ことば検定 解説
きょうの解説
「コックピット(cockpit)」のコックには「雄鶏(おんどり)」という意味があります。
そして、操縦室の意味は19世紀初めに使われるようになり、当時は戦闘機に特化した言い方でした。
その100年前は、船で使われていたのですが、操縦室ではなくて別の場所を指す言葉でした。
ヒントは、「コックピット(cockpit)」のピットの意味 " 穴 "にあります。
船で穴とかくぼみと言える場所は船底辺りで、「コックピット(cockpit)」とは軍艦の一番下にある下士官が寝泊まりする部屋を指す言葉だったそうです。
戦闘機の操縦室と、軍艦の寝泊まりする部屋には、戦う者たちの囲われた場所という意味が共通しています。
そして、16世紀後半の「コックピット」の意味も、同じように戦う者が囲まれた場所です。
「コックピット(cockpit)」は、もともとは闘鶏場を指す言葉だったのです。
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