「食事中の笑い」が由来の言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう6月15日は、新潟の長岡市が「米百俵デー」としている日です。
それは戊辰戦争の後の長岡藩の話。
新政府軍に敗れ、その日の食事にも事欠くようになった長岡藩に対し、近くの藩が米百俵を贈ってくれました。
この時に藩が決めた方針が素晴らしいとされました。
それが、もらったお米を藩の人間には与えないで売ってしまい、売ったお金で学校を建てたのです。
そこで育った人が未来の国をつくると考えたのです。
そんな「米百俵」精神は、今でも長岡に根付いて、秋に行われるイベント名は「長岡米百俵フェス」。
花火や音楽ライブ、長岡のおいしいご飯とお酒が楽しめます。
そこで、今日は食事中の笑いが由来の言葉はどれかという問題です。
「食事中の笑い」が由来の言葉は?
青 -噴飯もの
赤 -団欒(らん)
緑 -すぐキスで仲直り
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ことば検定 答え
青 -噴飯もの
ことば検定 解説
きょうの解説
「団欒(らん)」とは
「団欒(らん)」は、漢字の「団」も「欒」も丸を意味していて、丸く車座になって楽しく過ごすことを言う言葉です。
「噴飯もの」とは
「噴飯もの」は、文化庁 平成24年度国語に関する世論調査で、5割近い人が「腹立たしくて仕方ないこと」という意味だと答え、2割弱の人が全く逆の「おかしくてたまらないこと」という意味だと答えました。
本来のこの言葉の意味は、「おかしくてたまらないこと」です。
噴飯というのは、食べていたごはんをぷっと吹き出してしまう程笑ってしまうという意味です。
今だと、お茶を吹いたなんてネットで使われていますが、それと同じです。
ただ「噴」の字の激しいイメージなので、「腹立たしい」という意味が広まってしまったようです。
一方、「団欒(らん)」は別に食事時でなくても楽しく過ごすことを指す言葉で、由来に食事は特に関係ありません。
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