「麻糸を紡ぐ作業」に由来する言葉は? 【ことば検定スマート】
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「麻糸を紡ぐ作業」に由来する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

 

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ことば検定 問題 

 

紀貫之の「土佐日記」についてお話します。

まず、紀貫之らが船着場から出発しようとしているシーンからです。

「藤原のときざね 船路なれど 馬の餞(はなむけ)す」
餞(はなむけ)とは、旅立つ人に餞別の品を贈ったり、あるいは送別会を開いたりすることです。

では、餞(はなむけ)の"はな"とは何のことでしょうか。
実は"馬の鼻"のことで、古くは 出発する人の安全を祈って、馬の鼻を行き先の方向へ向けるという、まさに鼻を向けるから「餞(はなむけ)」だったのです。

では、もう一つ。

「ゆけどなほ 行きやられぬは いもがうむをづの 浦なるきしの松原」
ここでの「いも」は妻など女性を呼ぶ言葉です。
「うむ」は紡ぐを意味します。
長い船旅でうんざりしている様子を、女性がよくやっていた麻糸を紡ぐという退屈な作業にかけて読んだ歌です。

実は、この麻糸を紡ぐ作業に由来するとされる言葉があるのですが、それは何かという問題です。

 

 

「麻糸を紡ぐ作業」に由来する言葉は?

   -へそくり
   -すっぴん
   -朝食にポテトサラダ

 

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ことば検定 答え

   -へそくり

 

 

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

へそくり「綜麻繰」

「へそくり」の「へそ」とは、何でしょうか。
人間のへそ(臍)という字を書いて「へそくり」または「臍繰り」も無くはないらしいのですが、本来は「綜麻繰」と書いて「へそくり」ですね。

 

「へそ」麻を寄せ集めて作った糸巻き

「綜麻」で「へそ」ですが、「綜」という字は "寄せ集めて滑る" という意味で、つまり「へそ」とは、麻を寄せ集めて作った糸巻きのことです。
その「へそ」を繰るから「へそくり」です。
そして、かつてはこれを内職にする女性が多く、「へそくり」をして貯めたお金というところから、倹約して貯めたお金という意味になって今でも使われています。

 

 

 

前回の問題

-これまで出題されたことば検定-

 

今月のプレゼントと応募方法

 

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