「まったり」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは2月16日です。
「男もすなる 日記といふものを 女もしてみむとて するなり」
これは紀貫之の「土佐日記」の冒頭です。
この作品は、紀貫之が赴任地の土佐の国 現在の高知県から京都に帰るまでを、女性に扮して記した日本最古の日記文学と言われています。
貫之の旅の行程が書かれていて、中でもきょう2月16日は目的地の京都へ到着した記念すべき日です。
皆さんは旅行に行くときにスケジュールをきちんと決めていく方ですか。
ノープランで行って、「まったり」と過ごす方も多いのではないでしょうか。
というわけで、今出てきた「まったり」の由来は何かという問題です。
「まったり」の由来は?
青 -料理
赤 -農業
緑 -所持金9900円
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ことば検定 答え
青 -料理
ことば検定 解説
きょうの解説
「まったり」現在のイメージ
「まったり」というと、どういうイメージですか。
のんびりして、時間の流れがゆっくりに感じるくらいに、何もしない。
最近は、そういうのんびりとかだらだらといったイメージで使うことが多いようです。
この使い方は、1980年代広まった いわゆる若者言葉だと言われています。
「まったり」本来の意味
ただ、バブルを経験した世代では、こういう使い方の方がしっくりくるという人が多いのではないでしょうか。
「まったりと こくのある味が口の中にとろけるように広がって・・・そしてこの香り」
これはグルメ漫画でおなじみの「美味しんぼ」での1シーンです。
フォアグラを食べた。栗田さんの感想がこのセリフです。
ということで、正解は料理です。
本来は、料理の「まろやかでこくのある味」を表現する言葉だったのです。
この「まったり」は、元は関西の方言で、味だけではなく、人柄が穏やかなさまという意味でも使っていたようです。
そこから、現在のように「のんびり」という意味へと派生したと考えられています。
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