「振袖」正しいものは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは1月9日、成人の日です。
成人を迎える皆さん、おめでとうございます。
成人になって許されることもいろいろあると思いますが、その分責任も重くなりますので、その両面をよく考えて、これから日々を送っていただければと願います。
去年、民法が変わって、成人年齢が18歳に変わりました。
成人になっても、飲酒、喫煙など一部は、これまでの20歳にならないと許されません。
成人式では、女性は振袖を着られる方も多いですが、今日は振袖について正しいものはどれかという問題です。
「振袖」正しいものは?
青 -柄が年齢で決まる
赤 -昔は男も着た
緑 -ちょっと昔すぎない
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ことば検定 答え
赤 -昔は男も着た
ことば検定 解説
きょうの解説
振袖 江戸時代中期から
振袖は、どの時代からあると思いますか?
今の形の振袖になったのは、江戸時代中期だと言われています。
最初は50㎝程度だったらしいのですが、時代が経つにつれてどんどん長くなったようです。
地面につきそうなほど長い袖も流行したみたいです。
当時の絵を見てみると、振袖を日常着として着ていたようです。
なぜ、袖が長くなったか理由はわかりますか。
いろいろな説があるのですが、舞踊を舞うときに身ぶりを美しく見せるためだったと言われています。
振袖 男女問わず子どもが着るもの
そして今日の正解ですが、当時の絵には振袖を着ている子が刀をさしているのがわかります。
ですから、男の子なのです。
男女問わず、子どもが着るものだった振袖は、脇が大きく開くようになっていて、子どもの高い体温を冷やすという実用的な役割も果たしていたようです。
江戸時代の井原西鶴は「西鶴俗つれづれ」で、「少年のときは脇明けの袖下長く、男子は十七の春定まって丸袖になし」と書いています。
つまり、男は17歳で振袖を卒業したということです。
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