「いっすいの夢」正しい漢字は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは、1月6日。
年が明けて6日目にもなれば、さすがに大半の人が初夢を見たでしょうね、
「初夢」は元日や2日の夜に見る夢とする説もありますが、そう毎晩夢を見ると限りませんから、新年を迎えて最初に見た夢を「初夢」とすれば良いという説もあります。
「初夢」で見ると縁起が良いと言われているもの「一富士二鷹三茄子」。
その由来はいろいろありますが、徳川家康のゆかりの地である、現在の静岡県中部にあたる駿河の国の名産を並べたとする説が有名です。
天下人 家康に関連するものを夢で見て、少しでも家康にあやかろうとしたのかもしれないですね。
今日は「夢」を使った言葉から、「いっすいの夢」の正しい漢字はどれかという問題です。
「いっすいの夢」正しい漢字は?
青 -一炊
赤 -一睡
緑 -味のしないお茶
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ことば検定 答え
青 -一炊
ことば検定 解説
きょうの解説
「一炊の夢」という言葉の出典は、8世紀の中国の書です。
ある若者が、茶店で出会った道士、日本で言えば僧侶のような人に、「出世したい」と話をしました。
すると、道士が「ならば、これで寝てみなさい」と枕を貸してくれました。
言われた通り、その枕を使ってみると、あら不思議、若者はみるみる出世して栄耀栄華を極め、年老いて一生を終えました。
この話のオチは、若者は茶店で眠っていて、ただ夢を見ていただけだったのです。
この話は、いわゆる「夢落ちの元祖」とも言われています。
そして、若者が眠る前 茶店ではご飯を炊いていたのですが、目覚めた若者がふと気づくと、ご飯はまだ炊きあがっていませんでした。
栄華を極めて一生を送ったつもりだったのに、それはご飯を一度炊くわずかな時間に見た夢だったのです。
この話から、人生の栄華の儚さをたとえた「一炊の夢」という言葉ができたのです。
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