中世ヨーロッパの「理容師が兼務」していたのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう10月20日は、10(とう)20(はつ)の語呂合わせで「頭髪の日」です。
髪を切るという文化は、世界的に5000年以上前、古代エジプトでは、既に散髪の文化があったとされています。
ただ当時の古代エジプトでは、頭髪は悪の精が出入りする場所と信じられていて、散髪は悪の精を追い出すために行ういわば神聖な儀式のようなものだったようです。
ただ当時の古代エジプトでは、頭髪は悪の精が出入りする場所と信じられていて、散髪は悪の精を追い出すために行ういわば神聖な儀式のようなものだったようです。
その後、理容業が確立していったのは、中世ヨーロッパだそうですが、当時の理容師は髪を切ること以外に、ある職業も兼務していたんだそうです。
そこで今日は、その職業とは何かという問題です。
中世ヨーロッパの「理容師が兼務」していたのは?
青 -外科医
赤 -植木職人
緑 -客が守り抜く
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -外科医
ことば検定 解説
きょうの解説
中世ヨーロッパの理容師が兼務していたのは
理容師が使う道具といえば、ハサミ、カミソリなど刃物を使いますよね。
中世ヨーロッパでは、この刃物を使って理容師がある職業を兼務していたのですが、その名残りは床屋さんの入り口にあるサインポールにも表れています。
中世ヨーロッパでは、この刃物を使って理容師がある職業を兼務していたのですが、その名残りは床屋さんの入り口にあるサインポールにも表れています。
サインポールの色は、赤と白と青です。
今はその3色が普通ですが、元々は赤と白の2色だったそうです。
今はその3色が普通ですが、元々は赤と白の2色だったそうです。
この赤と白が表していたのは、赤は血液、白は包帯に起因する色だと言われています。
というのも、中世ヨーロッパの理容師は散髪やひげ剃り以外に、彼らが持っている刃物で、傷の手当や簡単な手術も行っていたんだそうです。
理容師と外科医を兼務
そんな彼らの呼び名が「理髪外科医」。
理容師と外科医を兼務していたのです。
当時も、医師はいたのですが、彼らは主に内科医で、実際に外科的治療を行うのは理容師だったようなんです。
中世ヨーロッパ
医師→内科
理容師→外科
理容師→外科
この理容師と外科医を兼務する体制は、18世紀中頃まで続いたと言われています。
前回の問題
本日の検定クイズ