「クランクイン」の由来は? 【ことば検定スマート】
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「クランクイン」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

 

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ことば検定 問題 

 

今週は「映画」をテーマにお話しています。
新作映画が初上映を「封切」といいますが、なぜ「封切」なんでしょうか?
フィルムの封を切るのが初めてという
説もありますが、もっと有力なのが、この言葉は江戸時代の新刊本に由来するのではないかということです。
当時は、貸本と区別するため、新刊は袋に入れて白い紙などで包むように製本してあったようです。
今で言う袋とじになった本もあったようです。
その袋の封を切ることを「封切」と言ったのです。
それを、明治の終わり(明治32年)に新聞記者が新作映画に使ったことから定着したと言われています。
では、映画の撮影を始めることを「クランクイン」と言いますが、ではそのクランクって何のことでしょうか?
というわけで、今日はその「ク
ランクイン」とは何に由来する言葉かという問題です。

 

「クランクイン」の由来は?

   -昔のカメラ
   -現場に入る
   -女王の試練

 

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ことば検定 答え

   -昔のカメラ

 

 

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

「クランクイン」は和製英語

まず「クランクイン」は、実は和製英語です。
その証拠に、撮影終了を「クランクアップ」と言います。
「イン」の反対は「アウト」ですから。インとアップは対義語としておかしいですよね。
 英語では映画の撮影開始を「スタートフィルミング(start filming)」あるいは「スタートシューティング(start shooting)」。
そして、撮影終了を「フィニッシュフィルミング(finish filming)」あるいは「フィニッシュシューティング(finishshooting)」などというそうです。
「クランク」機械のハンドルなどを指す英単語
では「クランクイン」の「クランク」って何ですか。
元々は、機械のハンドルなどを指す英単語「クランク(crank)」で、手回しの鉛筆削りありますが、あの取っ手の部分が「クランク」なのです。
そして、昔のカメラも手回しで撮影していましたから、カメラに付いた「クランク」と呼ばれるハンドルを回して撮影を始めたことから、日本では「クランクイン」という言葉が生まれたようです。

 

 

前回の問題

 

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