「交通渋滞」言葉が広まったきっかけは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは4月29日
ゴールデンウィークの初日ですね。
きょうは「昭和の日」ですが、昭和天皇の誕生日に由来します。
昭和生まれの人からすれば、4月29日はいまだに「天皇誕生日」ではないかと思ってしまうそうです。
昭和生まれの人からすれば、4月29日はいまだに「天皇誕生日」ではないかと思ってしまうそうです。
そして、この「ゴールデンウィーク」とは、ある業界で使われ始めた言葉です。
それは、映画業界です。
昭和26(1951)年、この連休に公開された映画が、大ヒットしたことをきっかけに使われるようになった言葉だと言われています。
ですから、70年以上も前からある言葉ということになります。
そして連休を利用して出かける人も多いですが、心配なのが「渋滞」。
そこできょうは、「交通渋滞」という言葉が広まったきっかけは何かという問題です。
きょうの問題
「交通渋滞」言葉が広まったきっかけは?
青 -刑事ドラマ
赤 -ラジオ
緑 -ともに過ごした思春期
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -ラジオ
【本日の 緑 のボケは?】
「交通渋滞」ではなく「共通10代」というボケでした
きょうの解説
【「交通渋滞」言葉が広まったきっかけは?】
「渋滞」7世紀からある古い言葉
「渋滞」は、「交通渋滞」に使われるずっと前からある言葉です。
7世紀の中国の書「晋書」に出てきます。
ただし、当時はもちろん自動車はないので、船の通る道や川など、水の流れが滞ることといった意味で使われていました。
「渋滞」ラジオがきっかけで広まる
そして、その「渋滞」が自動車の混雑に使われるのは、昭和30年代のことです。
当時の日本は、高度経済成長期にあたります。
当時、どんどん自動車が増えて、その対策として「交通情報センター」が作られました。
渋滞情報を、一元管理するためです。
そして、それをドライバーに伝えたのが「ラジオ」です。
警察内部では、既に「渋滞」という言葉を使っていたようです。
つまり、元々は警察用語だったのです。
「交通混雑」より「渋滞」の方が短くてわかりやすいですよね。
そういう事情もあって、ある1人のアナウンサーが「ラジオ」で「渋滞」と言ったことから、一気に広まって定着したと言われています。
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