奈良時代「香料の使い道」の一つは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週は「香り」がテーマです。
皆さんは「香木」を実際に見たことありますか?
そんなにその辺にあるもんじゃないんですが、代表的な「香木」の1つが「沈香(じんこう)」です。
日本書紀に淡路島に漂着したと書かれているのもこの「沈香」だとされています。
これを焚くとをお焼香に近い落ち着きのある香りがするそうです。
「沈香」の語源は、原料は木がダメージを受けたことでできる樹脂で、その樹脂は比重が大きくて水に沈むことから「沈む香り」と書いて「沈香」となりました。
そして「香」は6世紀に仏教とともに日本へ入ってきましたが、その使い道は仏教の儀礼だけではありませんでした。
そこで今日は、奈良時代の香料の使い道の1つは次のうち、どれかという問題です。
きょうの問題
奈良時代「香料の使い道」の一つは?
青 -薬
赤 -肥料
緑 -ネゴに行く父さん
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -薬
【本日の 緑 のボケは?】
「香料の使い道」ではなく「交渉の使い 父」というボケでした
きょうの解説
【奈良時代「香料の使い道」の一つは?】
鑑真の積み荷に多くの香木や香料
奈良時代に中国・唐からやってきて奈良の唐招提寺を建立した鑑真。
海を渡るのに5回も失敗したのに諦めず、753年に来日を果たしたという大変偉い方です。
海を渡るのに5回も失敗したのに諦めず、753年に来日を果たしたという大変偉い方です。
この鑑真和上の積み荷は、多くの香木や香料が含まれていました。
それらは、神へのお供えとして使われただけではなく、「薬」としても使われました。
奈良時代「香料の使い道」
神々が好むとされる香料には不思議な力があって、その力が病を癒すと考えられたと言われています。
さらに漢方の生薬には、例えば「桂皮」と呼ばれるものがあります。
これは香料として、今でも使われていますが、「シナモン」という名称が一般的です。
「桂皮」は生薬として今でも売られてますが、奈良時代から使われていたようです。
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