「大名行列」実際にあったことは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは3月31日、3月ももう終わりです。
江戸時代の武家は、無理やり引っ越しをさせられていました。
その理由は、「参勤交代」です。
大名は、原則1年ごとに江戸を訪れる義務がありました。
江戸と国元の往復に行われたのが「大名行列」。
行列の人数は石高によっても違っていたようで、例えば加賀百万石の場合、江戸時代の終わりにはなんと3500人といった記録が残っています。
なぜ、こんなに多いのかというと、各藩が見栄の張り合いをして増えていったようです。
今日は、その「大名行列」で実際にあったことはどれかという問題です。
きょうの問題
「大名行列」実際にあったことは?
青 -臨時雇いの参列者
赤 -なるべくゆっくり進む
緑 -つぐないが重すぎ
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -臨時雇いの参列者
【本日の 緑 のボケは?】
「大名行列」ではなく「代償強烈」というボケでした
きょうの解説
【「大名行列」実際にあったことは?】
「参勤交代」3代将軍家光のとき制度化
「参勤交代」は3代将軍・徳川家光のときに制度化されました。
幕府は参勤交代の制度化で、主従関係をはっきりさせようとしたのです。
ただ、各藩からすると、莫大な費用がかかったのも事実です。
なるべくお金をかけたくないわけですから、江戸までかかる時間は短い方がいいので、「なるべくゆっくり進む」は間違いです。
ある藩では、1日平均45㎞移動したという記録が残っているそうで、相当ハードスケジュールだったようです。
「大名行列」各藩が見栄の張り合い
しかも、ゆっくり進む行列は、大きな宿場や城下町といった、人目のあるところだけだったようです。
本当は、人数も減らしたいけれど、見栄があるからそれはできない。
かといって、正式な家来を増やすとますますお金がかかってしまうということで考えたのが「臨時雇い」です。
かといって、正式な家来を増やすとますますお金がかかってしまうということで考えたのが「臨時雇い」です。
特に江戸に入る際には、今でいうアルバイトを雇って人数を水増ししていたようです。
そうした人材を派遣する業者もあったようです。
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