「鐘つけば銀杏散るなり建長寺」作者は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週は「柿」の話をしていますが、柿の俳句と言えばこの句が有名ですよね。
「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
明治を代表する文学者・正岡子規の有名な句です。
ただ、これが作られたときには、どうやら法隆寺には行ってなかったらしく、東大寺の近くに泊っていて、この句を作ったそうです。
実は、この俳句にとてもよく似た句が、既に発表されていたんです。
それがこちら。
それがこちら。
「鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺」
今日の問題は、この句の作者は誰でしょうか?
きょうの問題
「鐘つけば銀杏散るなり建長寺」作者は?
青 -小林一茶
赤 -高浜虚子
緑 -夏目漱石
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
緑 -夏目漱石
【本日の 緑 のボケは?】
今日はボケはありません
きょうの解説
【「鐘つけば銀杏釣散るなり建長寺」作者は?】
正岡子規の親友だった夏目漱石
今日の正解は、正岡子規の親友だった人、夏目漱石です。
2人は大学予備門、東京大学に進む人が勉強する学校の同窓生です。
2人は大学予備門、東京大学に進む人が勉強する学校の同窓生です。
「柿くへば」の句を発表したのが明治28年11月、そして「鐘つけば」の句は、その2ヶ月前の9月に、いずれも愛媛県の松山の新聞に発表されました。
そして、句が発表された明治28年の8月から10月にかけて、子規が松山にあった夏目漱石の家に転がり込んで、2人は一緒に暮らしていたそうです。
当時、お金がなかった子規は、友人のツケで、勝手に鰻を取って食べる、やりたい放題をしたそうです。
当時、お金がなかった子規は、友人のツケで、勝手に鰻を取って食べる、やりたい放題をしたそうです。
そして、弟子を集めて句の勉強会もしたんだそうです。
夏目漱石への返礼だった句かも?
夏目漱石が俳句を始めたのも、子規の影響だと言われています。
正岡子規の親友は、夏目漱石。
高浜虚子は、子規の弟子です。
「柿くへば」の句は、漱石の家を出て、東京に戻る途中に詠まれました。
お世話になった漱石への返礼の句だったのかもしれないと言われ、2人の友情が生み出した傑作です。
お世話になった漱石への返礼の句だったのかもしれないと言われ、2人の友情が生み出した傑作です。
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