「デッドヒート」英語の本来の意味は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
今日は7月30日、オリンピックで連日熱いレースを繰り広げているのが競泳です。
昨日は、男子200m個人メドレーで、萩野が瀬戸と共に決勝進出を決めました。
さらに今大会は、女子の大橋が、個人メドレーの200mと400mで2冠を達成。
特に、200mは大変なデッドヒートとなりました。
さらに今大会は、女子の大橋が、個人メドレーの200mと400mで2冠を達成。
特に、200mは大変なデッドヒートとなりました。
手に汗握る「デットヒート」を見ていると、本当に興奮しますよね。
しかし、その「デッドヒート」という言葉、英語本来の意味は、つば迫り合いとはちょっと違うようなんです。
そこで今日は、「デッドヒート」の英語本来の意味は何かという問題です。
そこで今日は、「デッドヒート」の英語本来の意味は何かという問題です。
きょうの問題
「デッドヒート」英語の本来の意味は?
青 -死線
赤 -同着
緑 -戦隊にスカウトされ
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -同着
【本日の 緑 のボケは?】
「デッドヒート」ではなく「で、どぅ?ヒーロー」というボケでした
きょうの解説
【「デッドヒート」英語の本来の意味は?】
「デッドヒート」ヒートレースに由来
「デッドヒート」は、英語で"dead heat"と綴ります。
deadは"死んだ"などの意味の形容詞、そして"heat"は、スポーツでは"予選"や"〇回戦"といった意味で使われます。
陸上などの予選第1レースを、"ヒート1"と呼びますよね。
直訳すると、"死んだレース"となりますが、どういうことなんでしょうか?
実は「デッドヒート」は、近代競馬発祥の地であるイギリスで、17世紀に行われていた「ヒートレース」に由来します。
現在の競馬は1回勝負ですが、「ヒートレース」は同じメンバーの馬たちを何回も走らせて、総合優勝を決めるというものでした。
ところが、写真判定などない時代ですから、接戦でどの馬が1着かわからないこともあったようです。
ところが、写真判定などない時代ですから、接戦でどの馬が1着かわからないこともあったようです。
「デッドヒート」とは同着無効レース
その場合は同着扱いとなって、レースは無効とされました。
そして、そうした無効のレースを「デッドヒート」と呼んだことから、この言葉は「同着」という意味になりました。
英語で大接戦を表す場合は、"close(クロース)"を使って、「close race(大接戦)」などというそうです。
前回の出題
本日の出題
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