「快刀乱麻」本来の意味は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
今日は7月29日、オリンピックでは昨日から野球の予選リーグが始まりました。
林修先生が、個人的に特に期待しているのは、何と言ってもオリックスの山本由伸投手。
あのストレート、変化球がどこまで通じるか楽しみにしているそうです。
あのストレート、変化球がどこまで通じるか楽しみにしているそうです。
そして、スポーツ紙などでは素晴らしいピッチングを「快刀乱麻」と表現しますが、今日はその「快刀乱麻」の本来の意味は何かという問題です。
きょうの問題
「快刀乱麻」本来の意味は?
青 -戦場で活躍
赤 -難問を解決
緑 -すぐに答えられない
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -難問を解決
【本日の 緑 のボケは?】
「かいとうらんま」ではなく「かいとうタンマ(回答タンマ)」というボケでした
きょうの解説
【「快刀乱麻」本来の意味は? 】
「快刀乱麻を断つ」を略した言葉
「快刀乱麻」は、「快刀乱麻を断つ」を略した言葉で、「快刀」とは"よく切れる刀"のこと、そして「乱麻」とは、"もつれた麻糸"のことです。
"よく切れる刀でもつれた麻糸を断つ"とは、一体どういうことなんでしょうか?
この言葉は、6世紀の中国で、後に国を興し、皇帝となった人物の子どもの頃の話に由来します。
あるとき父親が息子たちに、もつれた麻糸渡し「元に戻せるか」と聞きました。
皆が悪戦苦闘する中、後に皇帝となる人物は、刀を抜いて糸の玉を真っ二つに切って捨てました。
皆が悪戦苦闘する中、後に皇帝となる人物は、刀を抜いて糸の玉を真っ二つに切って捨てました。
紛糾している問題を手際よく処理する
彼は、「秩序を乱すものは切るべきだ」と言って、父親はそれを高く評価したと伝えられています。
ここから、「快刀乱麻を断つ」は、"紛糾している問題を手際よく処理する"という意味で使われるようになりました。
ということで、正解は「難問を解決」です。
この言葉を、素晴らしいピッチングに使うのは「快刀」と「快投」をかけているからで、本来は、単に"鮮やかな"という意味ではありません。
前回の出題
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