「プールバー」、「プール」の由来は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
7月20日は「ビリヤードの日」です。
昭和30年のこの日、風俗営業取締法の一部改正法が公布され、ビリヤード場が規制の対象から外れたことに由来します。
賭博の要素が強いと考えられていたビリヤードの競技性が認められたんです。
当時は、スリークッションなど穴のない台で行う競技が盛んでしたが、バブルの頃は、球をポケットに落とすナインボールが大人気でした。
これは一つには、映画「ハスラー2」の影響だと言われています。
ナインボールをやりながら、お酒を楽しめるというおしゃれなプールバーが何軒もありました。
ところで、なぜ「プールバー」というんでしょうか?
それが問題です。
きょうの問題
「プールバー」、「プール」の由来は?
青 -ボールを溜める
赤 -台をプールに見立て
緑 -最下位だけは避けたい
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きょうの答え
青 -ボールを溜める
【本日の 緑 のボケは?】
「ビリヤード」ではなく「ビリやーだ」というボケでした
きょうの解説
【「プールバー」、「プール」の由来は?】
ポケットビリヤード「プール」と呼ぶ
ビリヤードは15世紀頃、イギリスかフランスで生まれ、日本へは幕末にオランダ人によって伝えられたとされます。
そして、ビリヤードという言葉は英語由来の外来語(billiards)ですが、アメリカでビリヤードと言えば、主に穴のない台で行うスリークッションを指すそうです。
一方、ナインボールなどのポケットビリヤードは、それと区別してプール(pool)と呼びます。
泳ぐ場所のプールは、水を溜めた場所ですよね。
ですから、プール(pool)には「溜まる、溜める」の意味もあります。
日本語でも、"資金をプールする"などと使いますよね。
「ポケットビリヤード」球が溜まる仕組み
もともとポケットビリヤードでは、穴の中が袋状になっていて、落ちた球がそこに溜まる仕組みだったそうです。
そこで、ポケットビリヤードのことを英語で「プール」と呼ぶんです。
ということで、正解は「ボールを溜める」です。
もっとも、「プールバー」は和製英語で、英語圏では通じない言葉だそうです。
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