神さまの名前に由来する県名は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
今日7月14日は、明治4年に廃藩置県が行われた日です。
中央集権化を推し進めるため、藩を廃止して、国直轄の県を置いたのです。
最初は3府302県もあったそうです。
すぐに統合されましたが、それでも3府72県ありました。
すぐに統合されましたが、それでも3府72県ありました。
今と同じ総数47に落ち着いたのは明治21年になってからです。
そして、改革を印象付けるため、藩の名前は使われませんでした。
そして、改革を印象付けるため、藩の名前は使われませんでした。
そこで今日は、現在の県の名前で、神さまの名前に由来するのはどれかという問題です。
きょうの問題
神さまの名前に由来する県名は?
青 -三重県
赤 -愛媛県
緑 -大きな蟹のつもり
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きょうの答え
赤 -愛媛県
【本日の 緑 のボケは?】
「かみさまのなまえにゆらい」ではなく「かにかまのながめにとらい(カニカマの長めにトライ)」というボケでした
きょうの解説
【神さまの名前に由来する県名は?】
三重、愛媛とも「古事記」の神話に由来
三重県も、愛媛県も、その名前は「古事記」に書かれた神話に由来します。
日本武尊が東北を平定し、都に帰る途中のこと、疲れ果てて、こうおっしゃいました。
「吾足。三重の勾なして甚く疲たり」
「吾足。三重の勾なして甚く疲たり」
「私の足は、三つに重ねた曲がり餅のようになって大変疲れた」とおっしゃったんですね。
この後、白鳥となって飛び立ったと言われています。
そして、こうおっしゃった場所を「三重」と呼ぶようになりました。
愛媛は「国生み」の神話に登場
一方、愛媛は「国生み」の神話に登場します。
伊邪那美命(いざなみのみこと)と、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)による日本列島誕生の神話です。
最初に淡路島、その後、四国が生まれました。
愛媛について古事記には、「伊予の国を愛比売(えひめ)といひ」とあります。
この伊予は土地の名前で、愛媛は、その地の神の名前です。
神話では、神がいますことによって、大地がただの土の塊から豊かな世界、国となるとされるのです。
ということで、正解は「愛媛県」です。
神話に由来する県名は他にもあるようですが、神の名前に由来する県名は、愛媛県だけなんだそうです。
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