「米(こめ)」名前の由来で有力なものは?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
今日7月12日は、江戸時代中期の1751年、8代将軍徳川吉宗が亡くなった日です。
享保の改革で知られる吉宗ですが、彼が最も力を入れたのは、「米」に関する政策でした。
吉宗は、財政を立て直すため、質素倹約を打ちだす一方で、天候による穫れ高の変動に関わらず、一定の年貢を納めさせることを決め、さらに、各藩に対し、1万石につき100石納めさせるなどの増税を行いました
吉宗といえば、暴れん坊将軍というイメージですが、これはもちろんドラマ上の設定で、実際には"米将軍"という異名で呼ばれています。
そこで今日は、「米(こめ)」という名前の由来で、有力なものはどれかという問題です。
そこで今日は、「米(こめ)」という名前の由来で、有力なものはどれかという問題です。
きょうの問題
「米(こめ)」名前の由来で有力なものは?
青 -籠める
赤 -細かい
緑 -七光り
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きょうの答え
青 -籠める
【本日の 緑 のボケは?】
「こめ」ではなく「コネ」というボケでした
きょうの解説
【「米」名前の由来で有力なものは? 】
米は神様から授かった神秘的なもの
「米(こめ)」という言葉は、日本書紀にも登場しますが、古くは「こめ」よりも「よね」の使用例が多く見られるようです。
そして、正確には植物としては「稲」、その実が「米」です。
他の穀物、例えば、粟や稗、麦などには、そうした呼び名の区別がないことを考えると、いかに「米」が特別なものかわかりますよね。
律令制の時代から、朝廷が税として納めさせるなど、米は長らく経済の中心にありました。
それだけ特別なものですから、古来、「米」は神様から授かった神秘的なものだと考えられてきました。
米には神秘的な力が籠められている
豊作祈願や収穫に感謝する祭りで、「米」を神に供えるのもそのためです。
そこで、米には神秘的な力が籠められているとして、「米」という名前で呼ばれるようになったとする説が有力なんです。
ということで、正解は「籠める」です。
日本の稲作は、現在縄文時代の晩期に始まったと言われています。
以来、2000年以上日本人にとって「米」は、特別なものであり続けているのです。
以来、2000年以上日本人にとって「米」は、特別なものであり続けているのです。
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