「謳歌」本来の意味は?【ことば検定プラス】

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「謳歌」本来の意味は?
ことば検定プラス -林修-

 

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林修の「ことば検定プラス」

今日6月21日は1年で最も昼間が長い夏至です。
東京の場合、太陽が出ている時間が14時間30分余りもあります。
そこで、長い昼間を有効に使おうと、今日は「仕事も遊びも一生懸命の日」に制定されています。
コロナのせいで遊びが制限されていて、本当にうまく遊ぶのに、知恵と工夫が必要な状況になりましたよね。
ただ、やはり限りある人生ですから、その時間をできるだけ謳歌したいものです。
そんなわけで、今出た「謳歌」
の本来の意味は何かという問題です。
今日は、広辞苑で1番目に書かれた意味を正解とします。
きょうのことば検定プラス

「謳歌」本来の意味は?

 

【選択枝】
 ほめたたえること
 和歌を贈り合うこと
 泣いて立ち去る彼女

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「ことば検定プラス」答え

 ほめたたえること

 


【今日ののボケは?】
「おうか」ではなく、「追うか」だそうです。

「ことば検定プラス」林修の解説

【「謳歌」本来の意味は?】

広辞苑1番目は「ほめたたえること」

広辞苑では、「人生を謳歌する」のような使い方は、2番目の意味として書かれています。
それでは、1番目の意味は何でしょうか?

まず「謳歌」の"歌"は、文字通り歌のことです。
そして、この"謳"にも歌うという訓読みがあります。
ただし、この「謳う」
は強調や賛美に使われることの多い言葉です。
例えば、"天才と謳われる"と言えば、ほめたたえ
られることですよね。

明治期に個人が満喫することと言った意味


実は、元々古代中国では、皆で声をそろえて天子などほめたたえて歌うことを「謳歌」と言っていました。
それが日本に入ってきて、その過程で、"
声をそろえてほめたたえこと"の意味を持ったようで、これは平安期には見られる表現です。
ということで、「ほめたたえること」が正解です。

おうか【謳歌】-広辞苑から-
1 声をそろえてほめたたえこと
2 自分の身分野境遇に満足し、それを十分に楽しむこと。

謳歌は、その後ずっと時代がくだった明治期に、現在のような自分という個人が満喫することと言った意味で使われるようになったようです。

 

「ことば検定プラス」前回の出題

 

 

 

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