時計の針は「右回り」その由来は? 【ことば検定プラス】

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時計の針は「右回り」その由来は?
ことば検定プラス -林修-

 

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林修先生の「ことば検定プラス」


6月10日は「時の記念日」です。
西暦671年のこの日、天智天皇が日本で初めて漏刻(ろうこく)という水時計を設置したとされることから、大正9年に制定されました。
時の記念日に関連して、今日は1960年代にアメリカで流行したというこの言葉をご紹介します。
今日という日は、残りの人生の最初の日だ」
今日、今というときを大切に楽しんで生きていきたいものですよね。
時計の針は後戻りはしてくれませんからね。
そして、その時計の針はなぜ右回りなんでしょうか?
今回は、その由来は何かという問題です。
今日の問題

時計の針は「右回り」その由来は?

 

【選択枝】
 影の動き
 渦の動き
 ずっとフランス滞在

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「ことば検定プラス」本日の解答

 影の動き

 


【今日ののボケは?】
「時計の針」ではなく、「Todayもパリ(トゥディもパリ)」だそうです。

林修先生の解説

【時計の針は「右回り」その由来は?】

世界最古の時計は日時計

世界初の「機械式時計」は、13世紀の終わりルネッサンスの時期に、北イタリアから南ドイツに至る地域で作られた「塔時計」だと言われています。
ただし、その時計にはまだ針はなく、時計に針がついたのは14世紀になってから、分針が登場するのは16世紀以降だそうです。
一方、世界最古の時計は、なんと紀元前4000年頃までさかのぼります。
王朝誕生前の古代エジプトで、既に日時計を使っていたようなんです。

日時計は影の位置で時刻がわかる

日時計は、地面に立てた棒の影の位置で時刻がわかるんでしたよね。

北半球では、太陽は東から南側を通って西へ沈みます。
当然、影はその逆で、西から東へ右回りに動くんです。

時計の針の右回りの由来は「影の動き」が正解です。

 

南半球では、太陽が東から北側を通って西へ沈みますから、影の動きも逆ですが、日時計が北半球で発達したことから、時計の針も右回りとなったようです。

 

「ことば検定プラス」前回の内容

 

 

 

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