「方丈記」タイトルの由来は?
ことば検定プラス -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
6月8日は、鎌倉時代の建保4年に鴨長明が亡くなったとされる日です。
(*10日とする説もあります)
彼が書いた随筆「方丈記」は無常感の文学と言われています。
(*10日とする説もあります)
彼が書いた随筆「方丈記」は無常感の文学と言われています。
大変素晴らしい文学であることはわかるのですが、胸を希望に満たした若者たちに学校で「あぁ世は無常だ」と積極的に教えるのはどうなんだろう?と、昔から疑問を抱いていたのですが皆さんはどう考えになりますかね。
それはさておき、今日は「方丈記」というタイトルは何に由来するかという問題です。
今日の問題
「方丈記」タイトルの由来は?
【選択枝】
■ 自分の住まい
■ 京の寺
■ 頼朝の浮気がばれた
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「ことば検定プラス」本日の解答
■ 自分の住まい
【今日の■のボケは?】
「方丈記」ではなく、「北条キッ」だそうです。
林修先生の解説
【「方丈記」タイトルの由来は?】
鴨長明「方丈記」がつづられた場所
鴨長明は、若い頃は歌人として活躍しました。
そして、50歳のときに出家すると、ほどなくして京の外れ日野山というところに、庵をを結びました。
「方丈記」はその庵で綴られたと言われています。
彼は、自らの庵についてこう書いています。
その家のありさま、世の常にも似ず、 広さわづかに方丈、 高さは七尺がうち也。
鴨長明「方丈記」(1212年) |
「方丈」方は四角形、丈は長さの単位
この「方丈」の"方"とは四角形、そして"丈"は長さの単位でおよそ3m、つまり庵の広さはわずか3m四方だと言うんです。
これは、四畳半よりほんの少し広いくらいです。
実は、古くから仏教の僧侶や、さらには仙人がこの一丈四方に住んだとされ、その住まいを「方丈」と言ったんですね。
もちろん、鴨長明もそれらを踏まえていました。
となれば「方丈記」のタイトルの由来は、「自分の住まい」です。
鴨長明は、"わずか方丈"と書く一方で、「我が身一つを宿らせるのに不足はない」と、とても気に入っていたそうですよ。
「ことば検定プラス」前回の内容
本日の出題
「お天気検定」
□ 「京都のハモは〇で獲れる」、〇とは?
「みんなのエンタメ検定」
□ 松坂桃季 デビュー当時から憧れで共演した俳優は?